「生存戦略ぅー!」超展開にハマる幾原マジック健在!「輪るピングドラム」
「輪るピングドラム」1話が先行の関西地域、遅れて関東でも放送されました。

先行上映会後、よく耳にした「わけがわからないが面白い」、本当にその言葉通りの内容だった気がします。

「輪るピングドラム」は「少女革命ウテナ」を手がけた幾原邦彦監督が実に12年ぶりに監督として原案から作り上げた作品で、「輪るピングドラム」の怒涛の変身バンクなどまさに幾原邦彦ワールド全開だったといえます。

物語の中心人物となるのは、病弱で余命の短い妹・陽毬と、彼女を溺愛している双子の兄・冠葉(かんば)と昌馬(しょうま)の3人。

3人で朝食をとったりできるそんな日常が幸せだという陽毬の余命が短いことを知った兄弟は、陽毬の願いで水族館に遊びに行くがそこで陽毬は容態が悪くなりそのまま死んでしまいます。

嘆き悲しむ冠葉と昌馬の前で、突然陽毬が起き上がり、その頭にはおみやげとして水族館で買ったペンギンの帽子があり陽毬とは別の人格が現れ、「ピングドラムを手に入れろ」と二人に命じ…。

平和な日常を描いていた前半はほのぼのとしていましたが、陽毬が死んでからの超展開はまさに「わけがわからないよ」状態です。

「生存戦略ぅー!」と叫んだ途端、幾原監督らしいポップで独特な変身バンクがスタート。

穴に落とされた昌馬、そして何かを胸から抜き取られた様子の冠葉…。

「生存戦略」とは一体何を意味するのか、高倉家へクール便で届けられた他の人には姿が見えない3匹のペンギンの役目とは、陽毬に口づけをする冠葉の思いとは。

随所に見られる電車のモチーフも気になります。

この1話では物語の全容はまったくつかめませんが、なにやら面白いアニメが始まった予感はします。

もちろん好き嫌いが分かれそうな作品ですが、ハマる人は大ハマりしそうな作品です。

はやくも高倉兄弟が住む荻窪の聖地巡礼をする人も登場。

実在する都内の駅や地名が出てくるので、聖地巡礼のし甲斐もありそうです。

また、変身バンク時の挿入歌も話題になっています。

1話で使われたのはARBの「ROCK OVER JAPAN」のカバー曲で、1987年発売のアルバムに収録されている曲です。

「生存戦略」というワードと共に、この20年以上前の楽曲が流行りそう。

1話を見逃してしまった人も、8月まで待てばニコニコ配信があるので、ぜひこのよく分からないけど面白い!という感覚を味わってみてください。
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