｢007/慰めの報酬｣ストーリー

ボンドの復讐は続く…

(2008/11/26)

ジェームズ・ボンドの誕生には悲話があった。ヴェスパーと結婚し、スパイからも足を洗うことさえ考えていた。しかしヴェスパーの裏切り、そして彼女の死。それは壮絶なボンド誕生の物語であった。
ボンドは英国諜報機関MI6のMらとともにミスター・ホワイトを追求するうちに危険な組織が裏で暗躍していることを知らされる。やがてMI6内の裏切りとハイチの銀行口座とが関係していることが明らかになる。
そしてボンドは美しく気性の激しい女性、カミーユと出会う。しかし彼女もまた復讐の誓いを心に持つ一人だった。カミーユを通じて謎の組織の幹部であり、ビジネスマンとしても知られるドミニク・グリーンに接近。ボンドは謎の核心へと迫っていく。
グリーンは貴重な天然資源を独占しようとしていた。そしてその影には亡命中のメドラノ将軍がいる。グリーンは南米のある政府の転覆を計画。この国の不毛とも見える土地と引き換えに将軍に国の権力を与えることが条件だった。グリーンのネットワークはCIA、そして英国政府内に及ぶ。
この巨大な敵にボンドは友人たちと挑む。それは同時に自らの復讐を果たすことでもあった…。