ジェイン・オースティン 秘められた恋
“君の心の庭に忍耐を植えよ、その草は苦くともその実は甘い”ジェイン・オースティン
(2009/10/20)

1975年12月16日、イギリス南部にあるハンプシャーのスティーヴントン牧師で生まれたジェイン・オースティン。6人の兄弟と姉がおり、ジェーンは7番目の子ども。長兄のジェームズはオックスフォード大学に入学し詩などを発表しており、ジェーンに大きな影響を与えた。彼女は当時の一般の少女よりも充実した教育を受け、多くの文学作品に触れ英訳されたゲーテの『若きウェルテルの悩み』も読んだという。1789年には早くも小説の原型を書き始めたが、これは家族や友人に読み聞かせては喜ばせるためだった。1796年に書いた『第一印象』は父に勧められて出版社に送ったが、至らなかった。しかしこの作品を基に書かれた『高慢と偏見』が後に発表された。1801年、家族でデボンシアを訪れた際に、トーマス・ルフロイに生涯唯一の恋をしたといわれている。1816年になると体調不良を崩しがちになってしまう。療養のためにハンプシャー州ウィンチェスターに移ったが、その約2ヵ月後に死去。彼女の長編6作は、全て平凡な出来事を描いたもので、同時代や後年の作家にも高く評価されている。夏目漱石も「ジェイン・オースティンは写実の泰斗なり。平凡にして活躍せる文学を草して技神にいたる」と『文学論』の中で絶賛している。現代でも古典の一つとして高く評価されており、広範囲の研究でジェインの作品が取り上げられている。



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