｢或る夜の出来事｣ストーリー

或る夜の出来事

【ｽﾄｰﾘｰ】ﾆｭｰﾖｰｸの大銀行家ｱﾝﾄﾞﾙｰｽ(ｳｫﾙﾀｰ･ｺﾉﾘｰ)の一人娘…

(2010/06/09)

ニューヨークの大銀行家アンドルース(ウォルター・コノリー)の一人娘、エリー(クローデット・コルベール)は頑固な父の許しを得ずに飛行家キング・ウェストリー(ジェームスン・トーマス)と婚約してしまう。アンドルースは娘をマイアミにあるヨットに監禁。エリーはヨットから逃げ出し、ニューヨークへ向かう夜行バスに乗り込む。
　そこでエリーが出会ったのは失業中の新聞記者、ピーター・ウォーン(クラーク・ゲーブル)。父は1万ドルの懸賞金でエリーの行方を探していることを知ったピーターだが彼女とのバス旅行を続けていく。途中、捜査の手が伸びるがピーターが機転を利かせてその場を脱出。二人は次第に親しくなっていく。
　やがて所持金を使い果たした二人は徒歩でニューヨークを目指す。ピーターはエリーに恋していることに気づくが無一文の自分が億万長者の娘にプロポーズはできないと考える。そこでエリーが眠っている隙にニューヨークに急ぎ、二人のロマンチックな旅行記を新聞社に1000ドルで売る。彼は急いで彼女の元へ戻ろうとするがエリーは置き去りにされたと思い、父に連絡をするのだった…。