神様のカルテ
【あらすじ】自分を振り返らせたのは「手遅れ」の患者との出会い
(2010/09/17)

主人公・栗原一止(くりはらいちと)は地方病院に勤務する内科医である。 彼が勤務している病院は、地域医療の一端を担うそこそこ規模の大きい病院。 24時間365日などという看板を出しているせいで3日寝ないことも日常茶飯事。 自分が専門でない範囲の診療まで行うのも普通。 そんな病院につとめる一止には最近大学病院の医局から熱心な誘いがある。 医局を薦める腐れ縁の友人・砂山。自分も先端医療に興味がないわけではない。 医局に行くか行かないかで一止の心は大きく揺れる。 そんな中、兼ねてから入院していた安曇さんという癌患者がいた。 優しいおばあちゃんといった感じの女性であるが、彼女は「手遅れ」の患者だった。 「手遅れ」の患者を拒否する大学病院。 「手遅れ」であったとしても患者と向き合う地方病院。 彼女の思いがけない贈り物により一止は答えを出す。



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