｢白夜行｣殺したのは､心｡

【ｲﾝﾄﾛﾀﾞｸｼｮﾝ】殺したのは､心｡

(2011/01/18)

19年前(1973年)､大阪で起きた質屋殺し｡何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが､決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに｡被害者の息子･桐原亮司と容疑者の娘･西本雪穂は､その後別々の人生を歩んでいくかに見えた｡だが､二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きる…｡

原作は東野圭吾の小説｡集英社｢小説すばる｣1997年1月号から1999年1月号に連載され､1999年8月に刊行され､ﾍﾞｽﾄｾﾗｰになったﾐｽﾃﾘ長篇｡人の心を失った故の悲劇を､叙事詩的ｽｹｰﾙで描いている｡また､1973年から1992年までの19年の年月を多くの人物からの視点や､伏線を用いて描いているのも特徴｡

2005年に舞台化､2006年にﾃﾚﾋﾞﾄﾞﾗﾏ化｡2009年には韓国で映画化されるも､日本での映画化は今回が初めて｡