小川の辺
【あらすじ】藩命か。愛か。海坂藩から江戸へ100里の旅。
(2011/07/01)

海坂藩士、戌井朔之助(東山紀之)と佐久間森衛(片岡愛之助)は親友同士である。朔之助は直心流の使い手としての腕を買われていた。

ある日朔之助は家老の助川権之丞(笹野高史)から、佐久間を討てという藩命を受ける。藩の農政を痛烈に批判して謹慎処分を受け、妻の田鶴(菊池凛子)を連れて脱藩していた佐久間に対する裁きであった。

藩命を果たそうとするならば親友を討たねばならぬ。しかも朔之助の妹である田鶴は自ら直心流の使い手。佐久間を討とうとすれば必ずや刃向かってくるに違いない。

朔之助の心は大きく揺れていた。父親の忠左衛門(藤竜也)は妹を斬ってでも主命に従えと諭し、母親の以瀬(松原千恵子)はただただ涙を流していた。妻の幾久(尾野真千子)もまた表には出さずとも朔之助の身を案じていた。

朔之助は翌朝兄弟同然の存在である奉公人、新蔵(勝地涼)とともに江戸に旅立つ。佐久間の隠れ家は、幼い頃に皆で遊んだような下総の小川の辺にあった。

絡み合う親友、兄妹、夫婦の絆。そのとき彼らが選ぶ道は。



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