ギネ 産婦人科の女たち
[第6話]
11/18放送

――美和子の死の後
奈智(藤原紀香)は大きな精神的ダメージを受け、榎原(中村橋之助)の発案で婦人科に異動となった。

婦人科に異動して担当になった患者・三井さやか(永井杏)。彼女は末期の卵巣癌に冒されて入院中の患者だ。さやかの母・郁子(明星真由美)は頑なに拒否していたが、奈智は「告知をすべき」と榎原に意見し、さやかに告知を行おうとする。そこで、榎原は奈智のかわりに癌の告知を行った。それを知った郁子は「話が違う」と榎原を責めた。

そんなある日、病院に訴状が届く。訴状は慎一(八嶋智人)からのもので、美和子(西田尚美)の死について「院側の責任があった」として訴えたのだ。訴えられたのは病院ではなく、院長・須佐見(國村隼)、君島(松下由樹)、奈智という医師個人だ。顧問弁護士の瀬川(内田有紀)は、原告側の作戦だと考え、対策を練る。

精神的にナーバスになっていた奈智は自分が訴えられたことを知り、衝撃を受ける。

慎一が病院の医師を訴えることを知った桧口(板谷由夏)は慎一の自宅を訪ねて話をする。訴えられた側ではなく、同じ高校の同級生として話し合おうとする桧口だったが、慎一は告訴を取り下げる様子はみられなかった。

この一件は産科に大きな影響を与えていた。産科医・井本(サコイ)が辞職するというのだ。君島と藤木(近藤芳正)は思い留まるように話をするが、井本は「情熱だけで仕事を続けるのは無理」と話す。とくに産科は訴えられるリスクが大きいからだ…。結局、井本を説得することができなかった。確かに産科は激務で訴訟を受ける可能性も高い…。居長・君島もどうしてよいものかわからずにいた。

井本がいなくなり、奈智も婦人科に異動した今、産科の激務はより一層、厳しいものとなる。奈智の同僚の桧口は、奈智の分も仕事をこなそうとするが、この状態が長く続けられるとは思えない。

一方、癌を告知されたさやかは、奈智に「お産が見たい」と声をかけられた。奈智は榎原に相談して、3人で出産を見学することに。見学していたさやかは、赤ちゃんが産まれてくる様子を見て涙を流した。そんな様子を見ていた奈智は、自分の気持ちが解れてくるのを感じる。美和子の死や慎一からの告訴などの現実を受け入れはじめていた…。

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キャスト
柊奈智 / 藤原紀香(ふじわらのりか)
大学病院の産婦人科。
5年目の産科医である。
あるトラウマから患者を救うこと以外に興味がまったくない。
無口でほとんど笑わない。
玉木聡 / 上地雄輔(かみじゆうすけ)
大学病院勤務の新人産科医。
優秀だが生意気。
親の病院を継ぐことになっている。
桧垣涼子 / 板谷由夏(いたやゆか)
産科医。
研究が命。
奈智とは同僚である。
瀬川一代 / 内田有紀(うちだゆき)
病院顧問弁護士。
トラブルメーカーの奈智に対して反感を覚えている。
徳本美和子 / 西田尚美(にしだなおみ)
妊婦。
奈智の優しさに気づく。
奈智に信頼を寄せているが・・・。
徳本慎一 / 八嶋智人(やしまのりと)
美和子の夫。
子供は既に二人いる。
惣菜店の店主。
君島紀子 / 松下由樹(まつしたゆき)
産科医長。
既婚者。出産を諦め出世してきた人物。
榎原浩史 / 中村橋之助(なかむらはしのすけ)
婦人科医長。
変人だがクールでメス裁きは天下一品。
嶋えりな / 本仮屋ユイカ(もとかりやゆいか)
新人産科医で玉木と同期。
嶋病院長の一人娘。
泣き虫である。
藤木敦士 / 近藤芳正(こんどうよしまさ)
産科医、医局長。
よく愚痴を言う。出世は遅い方。
子煩悩である。
徳本優美 / 吉田里琴(よしだりこ)
美和子と慎一の娘。
須佐見誠二郎 / 國村隼(くにむらじゅん)
産科医、主任教授。
医局員を見守っている。
一代となにか関係があるとか・・・。
/ 篠田麻里子(しのだまりこ)


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