働きマン
[第5話]
11/07放送

張り込み班の菅原文哉(津田寛治)が張り込み中、ストーカーと間違われて通報された。デスクの成田(沢村一樹)は、怪しまれないように、カップルのフリをして張り込むように指示をする。その相手に選ばれたのは渚マユ(平山あや)だった。菅原が今狙っているのは、映画俳優の新堂リューゴと歌手の安寿の不倫スクープ写真だった。ところが、夜に弱いマユは、張り込み中に居眠りしてしまい、菅原に「お前なんかいらない」と追い返されてしまう。
そこに松方弘子(菅野美穂)とその友人、荒木雅美(佐田真由美)が通りかかり、寛子はマユに代わって、菅原に抗議する。

翌日、恋人の山城新二(吉沢悠)に手料理を作ると約束していた弘子は、絶対残業をしないと心に誓い、朝から猛烈な勢いで働いていた。ところが、新二から「急な接待が入った」と連絡が入り、弘子はがっかりする。そして、自らマユの代わりに張り込みを申し出る。しかし、普段から仲の悪い二人は張り込み中も言い合いばかり。おまけに心の中でもお互いに悪態をついていた。

しばらくすると、菅原を通報したおばちゃんが車内を覗きこんできた。すると弘子は菅原に恋人の振りをするようにと抱きつき 「こうしてればいくらなんでも見ませんよ」 と一言。菅原も「そういうことか」と納得し、渋々抱き合うが、おばちゃんが去り、二人が離れてみると、なんと弘子の食べていた納豆巻きが菅原のジャケットにベットリくっついていた! 怒った菅原が車から離れている間に、狙っていた新堂と安寿がマンションへとやってきた。それに気づいておいかける菅原。車内に一人残された弘子は、慣れないながらも、菅原のカメラを使い、マンションに入っていく二人の姿を何とか撮ることに成功した。

編集部は “超大型カップル・不倫密会現場! 激撮スクープ”に沸いた。しかし、菅原は弘子に「その写真はスクープじゃない。一枚でそうとわからなければ、読者を納得させられない」というのだった。たしかに写真は「たまたま同じマンションにやってきた」と言われても否定できないようなものだった。それを聞いた弘子は、彼女にしては珍しく、原稿が進まなかった。そこに新二から電話があったが、「仕事だから」と断ってしまった。

実は新二は弘子の会社の前まで来ていたのだ。そこに雅美が通りかかり、一緒に飲みにいくことになった。そこで新二は、「今のおれは弘子にとって必要あるのか。弘子と二人の生活が見えない」と語る。

一方、弘子たちはスクープをとった打ち上げに行っていた。そこで、ゴシップ記事のことを否定され、菅原は出て行ってしまう。しかし、編集長の梅宮(伊武雅刀)は、菅原も迷いながら続けていると言い、ゴシップ記事は喜ばれないが、読者は欲している。欲しているものは売れる。売れないと雑誌がなくなるから本当にやりたいことはできないという悪循環に陥ると語った。

しかし、弘子たちのスクープはスポーツ紙に抜かれてしまった。遅れて発売する週刊誌の弱さで、その原稿はボツになる。差し替え原稿が着々と用意されるなか、それでも「今度こそ2ショットをとってみせます」と出ていく菅原に、弘子は「私も行きます!」と一緒に編集部を出て行った。

まもなく校了時間の8時だ。まだ新藤と安寿は現れない。そこに雨も降ってきた。事態は最悪かに思ったその時――新藤の車がやってきた! その時、新藤と安寿がマンションから出てきた! 菅原は目の前まで走っていき、シャッターを切る。弘子も「お二人の写真、掲載させていただきます」と名刺を出した。が、新藤から「こんなことして恥ずかしくないのか!」と名刺を捨てられる。しかし、弘子は「これが私たちの仕事ですから」とその場を去った。そして、その記事はれっきとしたスクープとなり、巻頭に掲載された。
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キャスト
松方弘子(まつかたひろこ) / 菅野美穂(かんのみほ)
大手出版社・豪胆社内にある週刊 『JIDAI』 の編集もの部員。
何事にも積極的で責任感も強く、中途半端が嫌い。一度仕事モードに入ると、“寝食恋愛・衣飾衛生”の観念が消失し、恋人・新二とのデートをすっぽかすほど仕事に没頭する。その、男顔負けのたくましい仕事ぶりから、女でありながら「働きマン」と呼ばれている。
強気の発言も多く、敵をつくりやすいが、仕事に対する情熱は人一倍強い。目標は「世界中に売れる雑誌をつくること」と「そのために30歳までに編集長になること」。好物は納豆巻き。
田中邦夫(たなかくにお) / 速水もこみち(はやみもこみち)
週刊 『JIDAI』 の新人編集者。入社1年目。
「仕事だけの人生なんか」と仕事を重視せず、「やりたいことをのんびりと」「夜は仕事をしない主義」など、徹底して個人主義を貫く構えを見せる男。もともと、ファッション誌志望のため、『JIDAI』の仕事は適当にこなしていればいいと考えている。
指導係の弘子と、なにかとぶつかることが多い。

成田君男(なりたきみお) / 沢村一樹(さわむらいっき)
週刊 『JIDAI』 編集部のデスク。弘子の直属の上司。
激務な週刊誌デスクでありながら、「踏み越えず」「適度に」「余裕を持って」を実行できる、生き方上手な大人の編集者。部下の仕事状況を常に把握し、冷静に指示を出している。梅宮編集長の片腕的な存在。

渚マユ(なぎさまゆ) / 平山あや(ひらやまあや)
週刊 『JIDAI』 編集部員。編集は2年目。
夢は、大好きな作家の小説を世に送り出すこと。弘子の「働きマン」としての姿を尊敬していて、いつかは自分も弘子のようになりたいと思っているが、『JIDAI』ではまだまだ駆け出し扱いで、きちんとした担当を任されていない。
色気のないことが悩み。

荒木雅美(あらきまさみ) / 佐田真由美(さだまゆみ)
歯科衛生士で、弘子の大学時代からの親友。
その美貌とフェロモンから恋人が途切れたことがないどころか、常に複数キープしている。
弘子が何でも話せる唯一の相手で、よきアドバイザー。
山城新二(やましろしんじ) / 吉沢悠(よしざわゆう)
弘子の4年越しの恋人。大手ゼネコン会社の社員。
優しく真面目な性格。現在はマンション建築の現場監督をしているが、本来やりたかった仕事とは違うため、行き詰まりを感じ始めている。それがやがて、弘子との関係にも影響していく……。
梅宮龍彦(うめみやたつひこ) / 伊武雅刀(いぶまさとう)
週刊『JIDAI』の編集長。
肝心なときになると、どこからともなく現われ、頼りになる一言をいう。
過去に有名な仕事をいくつも残している。「上からは叩かれ下からは突き上げられてしんどい」とこぼしながらも、編集長を続けているのは、単に「楽しいから」と言い切る、元祖・働きマン。

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