ライフ
[第4話]
安西愛海（福田沙紀）から視聴覚室に呼び出された椎葉歩（北乃きい）。07/21放送
愛海からの追求に対し、佐古克己（細田よしひこ）に脅されていると必死に訴えるものの誰からも信じてもらえない。
そんな弁解する歩の態度に腹を立てた愛海は、針を手にして歩に迫り寄る！絶体絶命の歩。その時、見張りをしていた信川美紗（中村静香）から戸田和佳絵（瀬戸朝香）が自分たちのもとへやってくることを伝えられた愛海は、脅しのことを他に漏らしたら学校に来られないようにしてやると言い捨て、岩本みどり（末永遥）らと立ち去って行った。
教室に戻った愛海は、歩が克己を奪ったと教室中に話を広めていた。同じ頃、職員室では視聴覚室の針が問題になっていた。走り去る歩の姿を見た戸田和佳絵だが何も報告せず、平岡正子（酒井美紀）は見覚えのある犬のぬいぐるみに内心不安を募らせるのであった…。
授業開始の鐘が鳴り、教科書をめくった歩は一面のいたずら書きを目にする。落ち込む歩だが、ふと近くの生徒のメモの受け渡しを見つける。小さな紙には次は椎葉の文字…。
この日から、歩は標的となってしまった…。
翌日、登校してきた歩が机に手をつくとそこには大量の接着剤。案の定、イスとスカートがくっつき離れない歩。その後も、愛海たちのいじめは続くのであった…。
そんな中、克己が話しかけてきた。歩は克己につめよりデジカメを奪い床に叩き付け破壊するが、騒ぎに愛海たちがやってくる。走り去る歩だが、怒ったみどりらは歩を追いかけるのであった。逃げ切る歩だが、トイレに入ると上からトイレットペーパーや水が降ってきた。ずぶ濡れになった歩が教室に戻ると黒板には中傷文。さらにスプレー缶を髪に吹き付けられて全身汚れていく歩。そんな歩を薗田優樹（北条隆博）以外のクラスメートはただ笑って見ているだけであった。教室を飛び出す歩。そこで羽鳥未来（関めぐみ）とぶつかるが歩は何も言わず立ち去っていった。事態が把握できない未来。
走り去った歩は駅のベンチに座っていた。ホームに電車が入ってくるなり立ち上がる歩。その足は迫り来る電車へと向かっていた。ふらつくような歩きで飛び込もうとするが、その手を未来がつかんで抱き寄せた…。
自分を信じてくれないと涙ながらに話す歩に、私はあなたを信じると未来はささやくのであった。
その帰り道、未来は自分のお守りであるブレスレットを歩に渡す。未来の優しい励ましにほんの少し勇気をもらえた歩であった。
翌日、勇気を振り絞り学校へ向かう歩…。しかし、恐怖心からみどりらの姿を見つけるなり逃げ出してしまう。さらには嘔吐してしまう歩。そんな歩だが、未来にもらったブレスレットを見て再び立ち上がる。
教室に向かおうとしている中、学校に来た歩の姿をみつけた愛海は、歩の机とイスを窓から放り投げた。目の前に落ちてきた机とイスに呆然とする歩に、愛海はベランダから「あんたの席、ないから」と言い放つ。それでも愛海は教室へ向かう。ざわつく教室に両脇に机とイスを抱えた歩がやってきた。驚きながらもにらみつける愛海に、強いまなざしで睨み返す歩はある決意をするのであった…。
09/15
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第1話
愛称はアユム。西館高校の１年生。父・母・弟の４人家族だが、父親は単身赴任中。
親友である篠塚夕子と同じ高校に入りたいがために夕子に勉強を教えてもらっていたが、高校受験の結果は歩が合格、夕子が不合格という皮肉なもの。逆上した夕子が投身自殺を図ったという精神的に追い詰められた過去を持つ。
明るく、相手の気持ちを思いやれる優しさがある。勉強は好きではないが真面目。勉強ができる弟に劣等感があり、弟ばかりかわいがる母親に対して寂しさもある。人に嫌われるのが怖かったが、未来と出会い、いじめに立ち向かっていくように。逃げない歩の姿勢は、やがてクラスメートの心を動かしていく。
愛称はマナ。西高の１年２組。お金持ちのお嬢様で、明るく社交的ではあるが、喜怒哀楽が激しく、思いこみだけで他人を振り回す。常に自分がみんなの一番でなくてはイヤだが、恋人・克己からもらったネックレスを大事にする一面も。
歩に誤解を抱き、いじめ始めるが、やがてそれが楽しくなってしまった。幼い頃から両親が忙しく、自宅でひとりでいたため、「ひとり」ということに恐怖心がある。いつも誰かに構っていてほしいと願う寂しがりや。
西高の１年生で愛海の恋人。
表面上は成績優秀で性格もよく、爽やかな笑顔を振りまいている。しかし、裏ではＳＭ写真を集めており、常にデジカメを持ち歩いている。。
愛海とは親の会社の関係で一応、交際をしているが、実は何とも思っていない。父親に頭の上がらない不満を抱えており、歩をその捌け口にしている。何かと目をかけてくれる教師の戸田をうまく利用することも。穏やかに他人の意見を聞いているようで、実は何も受け入れない。
西高１年２組の担任で、担当教科は英語。
教師になった当初は、生徒から信頼されたいと思っていたが、新人の頃に率先してイジメ問題に取り組み、失敗。保護者や同僚、いじめられた生徒にまで非難され、理想だけではやっていけないと思う。そして、面倒なことは避けたい、ことなかれ主義のサラリーマン教師に。
今では生徒への愛情のカケラもない。副担任の平岡の真っ直ぐさが気に入らず、ついきつく当たってしまう。
西高の１年生で、歩の憧れの人。寡黙で知的な美人。自分が他人にどう思われているかなど気にしないため、周りとつるむことはない。言葉はきついが、相手の痛みがわかり、自分にも他人にも厳しい。
病気の父に代わり、バイトで生計を立てているため学校は休みがち。キャバクラ、喫茶店、ポスティングなどかけもちで働いているものの、成績は常にトップクラスの努力家。
歩の手助けをし、後にかけがえのない友達となる。
愛称はしーちゃん。歩の中学時代の元・親友。頭が良く、面倒見がよいため落ち込んだ人を見ると励ましてあげるお姉さんタイプだった。自分の弱さを人に見せないので、その分、ストレスを溜めてしまう。
西高に入ることが憧れであり目標で、歩の良き理解者であったが、西高に歩だけ受かってしまったことで、彼女に憎しみを抱き、投身自殺（未遂）をはかる。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
