モップガール
[第6話]
11/16放送

未樹(池津祥子)に強引に誘われ、ついて行く桃子(北川景子)。連れてこられたのは、なんと、ドラマのオーディションだった。オーディションに受かった女の子は、みんな“友達に誘われて”と言っていたという未樹は「桃子に誘われてきました〜」とオーディションを受けるが、やはり惨敗に終わる。
オーディションの会場で、桃子は元グラビアアイドルで女優志願の安住明日香(佐藤仁美)が落とした鈴を拾ってあげる。それなのに、桃子は明日香に壁に押さえつけられるようにして「やる気がないならオーディションに来ないでくれる?」と、けんか腰で文句をいわれるのだった。

その夜、「リトル・エンジェルズ」では“都市伝説・鎌男”の話で盛り上がっていた。
そこに“鎌男”が人を殺したと連絡が入る。

掃除のために現場に出動した将太郎(谷屋章介)と桃子。なんと被害者はオーディションで出会った未樹だった。被害者が明日香だと知って呆然とする。取材記者が集まるなか、桃子は明日香の殺害時に現場にいたカメラマン・島岡マコト(山本剛史)が参考人として警察に連行されるのを目撃する。

「それじゃ、後はよろしく!」

将太郎は帰ってしまい、桃子がひとりで掃除をしていると、明日香の鈴を発見。それを握った桃子は、例の耳鳴りに襲われ、そのまま時空の旅にでる――。

オーディション会場にいた時間までさかのぼった桃子は、明日香のマネージャー・結城仁(松澤一之)と話をして、明日香の女優業に対する熱意や明日香を陰で支える結城の思いを知ることになる。

桃子は結城に「今夜は明日香さんが外出しないようにしてあげてください」と忠告して、今度は犯行現場を目撃していたカメラマン・島岡の自宅へと向かうが不在。
そこで桃子は島岡のガールフレンドから情報を聞き出すために将太郎の助けを借りる。将太郎が島岡の彼女から聞きだした情報をもとに、島岡が芸能人のスクープをGETするために張り込んでいる場所へ向かった。

ところが鎌男に事件については「偶然に撮ったものだ」の一点張り。明日香のこともまったく興味がないようだった。

解決の糸口が見出せない桃子と将太郎は犯行現場で殺人を阻止することに。現場の駐車場に向かうと、島岡が現れた。実は島岡はある男から事前に鎌男の出没情報を得てやってきていたのだ。
そこへ女性の悲鳴が! 慌てて声の方向へ駆けつける将太郎と桃子だったが、そこには鎌をもった女がいたのだ。鎌男に襲われた女が逆に鎌男を刺してしまったらしいのだ。
まだ、事件は終わっていない! 桃子が事件を阻止するために現場に向かうと、なんと、そこには、鎌男の服をかばんにしまっている結城がいたのだ。
「鎌男はあなただったんですか!?」桃子の問いにうろたえる結城。そこへ腹部を刺された明日香が現れる。

なんと、鎌男の正体は明日香だったのだ。

変声器で男の声に変え、島岡に「鎌男のスクープを撮らせてやる」と電話をしたうえで、女を襲い、犯行現場の写真を撮らせていたのだ。
ところが今回は、襲った女に激しく抵抗され、誤って自分の腹を刺してしまったというわけだったのである。

実は昔、明日香は小さな演劇祭で賞をもらっていたのだ。その劇は“鎌男”。明日香が大切に持っていた鈴は、受賞の際に、演出家が明日香の才能を賞賛しプレゼントしたものだったのである。
女優として開花できない明日香は、自分が賞を獲得した“鎌男”を実際に演じて注目を浴び、その迫真の演技を世間にみて欲しかったのであった。

腹部を刺し、大量の出血で病院に運ばれた明日香。一時はダメかと思われたが、驚異的な回復力を発揮し、桃子と将太郎が事情聴取に出向いた警察署に車椅子で姿を見せるのであった。

「明日香さん、これからも女優を続けていけるのでしょうか…」心配する桃子に、「あれは、死ぬまで女優だよ」将太郎は言葉を返す。

車椅子で連行される明日香の後姿を、桃子と将太郎は見送るのだった――。


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キャスト
長谷川桃子(はせがわももこ) / 北川景子(きたがわけいこ)
天然系で聞き間違いや言い間違いは日常茶飯事。勝手な思い込みで行動してしまうので、誰かに迷惑をかけることもしばしば…。でも、見た目はナイス・スタイルの美女だから実に惜しい!

本当の目標はウェディングプランナーだった。だから総合商社「エンジェル・ライフコミュニケーションズ」に就職したが、持ち前のおっちょこちょいぶりで、あっという間に関連会社の葬儀社「リトル・エンジェルズ」へと左遷されてしまう。

そんなぶきっちょな桃子だが、本当は大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」院長の娘なのだ。

ある時、死者の遺品意触ると時空を超えて過去に戻る、タイムスリーブする能力に目覚める。そして、不幸にも死んでしまった彼らの命を救うために自らの使命を感じる(!?)ようになる。

大の筋肉フェチで、自らもトレーニングに励むが、結果は今ひとつだ…。桃子の上司である大友課長との毒舌の混じるかけあいは絶妙だ!
大友将太郎(おおともしょうたろう) / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」特殊清掃課の課長。イケメンで頭脳明晰なのに残念!すごい毒舌家。カッコイイけど運動が大の苦手なところもイマイチ…。

外国人女性限定の女好き(!?)という変わった好みの持ち主で、桃子(北川景子)に対する毒舌は見ものだ。しょっちゅう対立つしているわりには、桃子には欠かせない協力者となっていく…。

正確は相当歪んでいる気がするが…やっぱりハンサムで目が離せない。
若山朗(わかやまあきら) / 高岡蒼佑(たかおかそうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」の頼れる社員。営業担当。

とにかくハートが熱いぞ!!体育系のテンションの高さは時として周囲をドン引きさせることも。

スポーツマンにありがちなせっかちで単純な正確。野生の感か(!?)直観に優れていて、他人の嘘は素早く見抜く能力の持ち主だ。

今はまっとうな社会人だが、昔はバリバリの元暴走族・特攻隊長!!
大河内日奈(おおこうちひな) / 浅見れいな(あさみれいな)
桃子(北川景子)の高校時代から腐れ縁が続く(!?)友人。

超忙しい週刊誌の編集部で正社員を目指し、ただ今バイトで検討中!

明るくて誰とでもコミュニケーションがとれる社交家。派手なファッションから遊び人に見られることも…。

桃子のよき理解者でお姉さん的存在だ。
横内淳(よこうちあつし) / マギー(まぎー)
池ノ浦署の警部補。白い扇子をいつも持っている。葬儀社「リトル・エンジェルズ」と馴染みの関係にある。上には弱いが下には威張る性格がなんとも…。
中村環(なかむらたまき) / 渡辺夏菜(わたなべなつな)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」社長・東(佐藤二朗)の姪っ子。高校生。

「リトル・エンジェルズ」にバイトに来ている。

どこをどう間違えたら東の姪(!?)なのか、顔も性格もスタイルもまったく似ていない。将太郎(谷原章介)もビビる毒舌を吐くこともある、ある意味スゴイ少女だ。
謎の女性 / 堀まゆみ(ほりまゆみ)
12年前、交通事故で桃子(北川景子)を救助するも、自らが助けて亡くなってしまう。

桃子に謎の言葉を残して死んでしまった謎の女性だ。
片岡未樹(かたおかみき) / 池津祥子(いけづしょうこ)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社員で経理担当。めったに笑わない、まさに"経理のオバちゃん"という言葉がピッタリの地味女。

でも、その気になれば、ものすごい美人に変身する。「女って怖いねえ…」彼女を見ていると、本当にそんな気になってくる。

人生の酸いも甘いも知り尽くした魔性の女タイプだ。

東重男(あずましげお) / 佐藤二朗(さとうじろう)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社長。

正義感のある人物だが、長いものには巻かれる。明るくて押も強いところは、さすが社長だ。どうみても仕事をしていない(!?)が、どこか憎めないお得なタイプ。
長谷川隆冶(はせがわりゅうじ) / 本田博太郎(ほんだひろたろう)
桃子(北川景子)の父。大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」の院長。かっこいい伯父様タイプ。医療の腕も確かだ。

「ウェディング・プランナーになる!」といって、家を出てしまった桃子をとても心配している。

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