おひさま
[第26週(最終週)]
亡き妻・紘子(原田知世)の面影を思い毎晩同じ映画を見ていた良一(寺脇康文)の寂しさを思うと、陽子はたまらなくなった。09/26放送
容態は危険なままで、あとは本人の生きる力次第だと言われた茂樹(永山絢斗)は、一緒にいても気づいてやれなかった自分を責める。
夜が明ける頃、良一が先に目を覚まし、眠っていた陽子・茂樹・和成を起こした。
良一を生きて帰してくれたのは母・紘子と兄・春樹だと陽子は信じる。年老いた良一といつか別れることを想像すると、陽子は切なくなった。
杏子(金澤美穂)が駅前の路上で似顔絵描きをしていて警察に保護された。節子(白川由美)に連れられて戻った杏子は、世話になっている分、少しでも家計を助けたかったのだという。
節子も周囲が皆、お固い勤め人ばかりで外出もおっくうになり、徳子(樋口可南子)とのやり取りが懐かしく松本に来てしまったのだという。
ある日、日向子の腕にやけどを負わせてしまった陽子は自分も同じ痛みを味わうべきだと思いつめ、和成にしかられる。子どもは親が悲しい顔をしているのが一番嫌なのだ、と和成は言った。親の笑顔が一番嬉しいのだと。
月日が経ち、日向子の小学校入学の日、皆がお祝いに駆けつけ入学式へ向かう日向子、陽子、和成を見送った。
そして現代の陽子(若尾文子)の話を聴き終えた房子(斉藤由貴)の目の前に、育子と真知子が現れる。
09/26
第26週(最終週)
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第23週
両親と兄ふたりに囲まれ、愛されて朗らかに育つ。
亡き母がつけてくれた陽子という名前には、
太陽のように世界を明るく照らす「太陽の陽子」という意味がある。
女学校で親友ふたりに出会い生涯の絆を誓う。
昭和16年には国民学校の教師になり、戦争とともに念願の教師生活を送る。
見合い結婚の相手は戦地へ赴き、嫁ぎ先のそば屋で夫のいない義父母と暮らすことに。
嫁として教師として奮闘しながら、生活者の明るさ強さを身につけていく。
“おひさまのような明るい笑顔で”生きた女性。
老舗そば屋「丸庵」の跡取り息子。
昭和16年に消臭されて郷土連隊に入る。
一度復員した時に陽子とお見合いをして結婚を決意、だが祝言の後にすぐ再召集されて戦地へ。
穏やかな性格で、自分の役目を果たそうと努める。
陽子との共通点は物を大切にすること。
陽子の親友。安曇野女学校で知り合い永遠の友情を誓い合った。
町の書店の長女で、雑誌から仕入れる情報が豊富な女性。
これからの女性は社会で活躍すべきと、東京でファッション関係の仕事を夢見る。
物怖じせずいつも強気だが、実は繊細なところも。
須藤家次男。陽子より一つ年上。
優秀な兄と比べながら育ったせいか少しひねくれもの。
陽子に対して口は悪いが、実は誰よりも妹への思いやりが強い。
幼い頃から父の影響で飛行機が好きで、海軍飛行予科練習生を志願する。
須藤家長男。陽子より3歳年上。成績優秀で、運動も万能。
正義感が強く弟妹思いな兄。旧制松本高校に進み、帝国大学医学部へ進む。
幼い頃より医師になることにまっすぐ突き進んでいく。
だが悲しい恋を胸に、ある決心で海軍に。
陽子の親友で、女学校で永遠の友情を誓った一人。
安曇野一の資産家の一人娘で、お嬢様らしくおっとりとしている。
決められた婚約者がある自分の将来を受け入れているが、陽子たちとの出会いが変化をもたらす。
陽子が10歳で転校してきた小学校の担任教師。
「自分で考えることが大事」と生徒に語りかける。陽子の目標の存在。
陽子が母校の教師となった時に再会を果たし、戦中の国民学校で陽子とともに奮闘する。
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