龍馬伝
[第34話]
08/22放送

龍馬(福山雅治)たちは軍艦を下関に運んだ。
だが、長次郎(大泉洋)と聞多(加藤虎ノ介)は、船は亀山社中や薩摩藩が自由に使えるという約束をしていて、そのことが問題に。
龍馬は薩長を結びつけることを優先するため、船の管理は長州が行うことで話を付けた。

長次郎は社中が動かせる船を持ちたいと思ったのだった。
だが、社中の面々から私欲に走ったと責められ、居場所を失う。
そんな中、彼ははグラバー(ティム・ウェラード)からイギリスへの密航、留学を勧められた。

土佐では薩摩の不穏な動きを察した後藤(青木崇高)が、弥太郎(香川照之)に京に行くよう命じていた。

長次郎は密航を決心した。だが、その決行の晩、海が荒れて船は出港できなかった。
すると、密航の情報が奉行所に知られてしまい、亀山社中に追っ手が現れる。

その頃、龍馬は桂(谷原章介)とともに西郷(高橋克実)のいる京に向かおうとしていた。
龍馬は高杉(伊勢谷友介)から護身用にとピストルを贈られる。
用心棒として、槍の使い手の三吉慎蔵(筧利夫)もお供に付けてもらえた。
だが、長次郎が奉行所に追われていると知らせが入り、急きょ長崎へ。

すると、龍馬のもとに陸奥(平岡祐太)から手紙が届いた。
長二郎が自ら腹を切ったという。
社中の面々は長二郎のことを責め過ぎたと泣いていた。

長二郎は龍馬に手紙を残していた。
そこには、自分は切腹してようやく侍になれたと書かれていた。

龍馬は奉行所に出向き、侍が腹を切ったが、理由は問わないでくれと頼み込む。

龍馬は長二郎の写真を前に、今夜は二人で飲もうと言って涙を流す。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)
土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。

岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。

武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。

楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。

坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。

千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。


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