★スカーレット・ヨハンソン、METガラでの「マルケッサ」のドレスが注目を集めた理由(2018/05/24)

米時間7日、ニューヨークのメトロポリタン美術館にて開催された「METガラ」。美しいスタイルやその斬新さで多くのセレブ達が話題を提供してくれたものだが、女優スカーレット・ヨハンソンが注目を集めたのはそのデザインではなく、着用していたドレスの“ブランド”であった。

今年は「Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination」というテーマのもと、ファッションとカトリック教を融合させた衣装が目立った。リアーナやサラ・ジェシカ・パーカー、ジェニファー・ロペスらはこぞって教皇冠や十字架などを取り入れ、宗教色の濃い個性的なファッションを披露した。

そんななかスカーレット・ヨハンソンが選んだのは、ニューヨーク発祥の高級ブランド「Marchesa(マルケッサ)」のドレスであった。フェミニンなデザインとワインカラーが美しいこのドレスを手がけたのは、同ブランド共同設立者でデザイナーとしても活躍するジョージナ・チャップマンさん。セクハラ行為により米映画芸術科学アカデミーから除名された大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの妻である。

昨年10月以降「#MeToo」「#Time’s Up」のハッシュタグとともに、セクハラ撲滅や女性の地位向上を目指す動きが世界中に広がる発端となったハリウッドの一大スキャンダル。一連の報道が明るみに出て間もなくジョージナさんはワインスタインと別居、現在は離婚申請中である。

大物映画プロデューサーという夫の立場も手伝い、かつてはレッドカーペットの常連だったジョージナさんの「マルケッサ」。女優レニー・ゼルウィガーやアン・ハサウェイらの愛用ブランドでもあったのだ。しかしスキャンダル以降は、同ブランドの着用はワインスタインを擁護することにも繋がりかねないとの風潮もあり、レッドカーペットからは姿を消していた。

スカーレットが「METガラ」に同ブランドのドレスを着て出席したことは、一部から「時期尚早なのでは?」との声もあがっている。『The New York Times』紙は「レッドカーペットに『マルケッサ』再び!」との見出しのもと、同ブランドの今後の行方を案じている。

スカーレット本人は『Entertainment Tonight』の取材に「私が『マルケッサ』を選んだのは、このブランドが女性に自信と美を与えてくれるからです」と理由を述べ、「同ブランドと才能溢れる女性デザイナーたちをサポートできて光栄です」と今後も『マルケッサ』を支持していく意向を明らかにした。

なお米時間9日にトーク番組に出演した米国版『VOGUE』誌のアナ・ウィンター編集長も、「スカーレットがあのような公式の場で『マルケッサ』をサポートする意思表示をしたのは素晴らしいことだと思います」と語っている。

夫の愚行が原因で、深刻な顧客離れや従業員離れが続いていたジョージナさんのブランド「マルケッサ」。スカーレットに続く第2のセレブサポーターは現れるのだろうか。

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