★地元女性団体が抗議活動!ボスニア紛争を描くアンジェリーナ・ジョリー監督デビュー作が撮影難航(2010/12/02)

初監督作品に気合十分のアンジェリーナ・ジョリーだが、現場では次々とトラブルが起こっているようだ。

 アンジーが監督を務める作品はボスニア紛争を舞台に男女の恋愛を描くドラマ。しかしその内容が「レイプをテーマにしている」と報じられたために現地では反対の声が聞かれ始めている。中でも強く抗議しているのが「レイプ被害者の会」の女性たち。彼女たちは「アンジェリーナ・ジョリーは無知」と主張し、抗議文を送っている。

 アンジー側はそのような内容を扱うつもりはないことを明言。「レイプ被害者の会」の女性たちにも話し合いの場を設けることを提案した。しかし同団体はアンジーの提案したブダペストでの面会を拒否。かつて惨劇の現場となったボスニアでの面会を要求した。以降、アンジーはノーコメントのままで両者の緊張状態が続いている。

 ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで起きた内戦では多くの死者と難民を生んだ。アンジーは決して私的な利益のために、現在でも危険の残る地域で撮影をしているわけではないのだが、誤解が誤解を生むことで映画は困難に直面している。

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