主演舞台でスタッフ相次ぎ降板! GACKT1人5役を務めるハメに…

人気漫画家集団・CLAMPが原作を務めることで話題となった舞台『MOON SAGA〜義経秘伝〜』に前代未聞の騒動が勃発した。
なんと上演開始を目前に控え、演出家や脚本家らがこぞって降板した結果、主演のGACKT(がくと=38)が原案・原作・脚本・演出・主演の"1人5役"を務めることに決まったのだ。

ベテラン芸能プロ幹部も「1人5役なんて聞いたことがない」と絶句する異常事態。
その騒動の裏側を『東京スポーツ』が伝えている。

「GACKTさんが我々の想像を超えて、舞台の細部にわたるまで構想を練っていた。
単純にそこまで練られたら、裏方の出る幕はないということ。脚本家や演出家にもプライドはあるからね。
某スタッフは午前3時にGACKTに電話で会議に呼び出されたこともあったそうだ。
自分流でやりたいんだから『それならお好きにどうぞ』ということだよ」(関係者:東京スポーツ)

同作は2007年の大河ドラマ『風林火山』(NHK)で上杉謙信を好演したGACKTが長年温めてきた原案を元に、『魔法騎士レイアース』『カードキャプターさくら』など数々の人気作品で知られるCLAMPが原作化。
ブロードウェイミュージカル『ザ・ミュージックマン』の鈴木哲也氏を脚本に、映画『ハチミツとクローバー』の河原雅彦氏を演出に据え、昨年12月に制作会見を行った。

GACKTは会見で「舞台というものは1人でやれるものではない。主役が立てばいいっていう考えは全くなくて、それぞれの夜を彩る星のように一つ一つが輝いていけるか…」と意気込んだ。
ところが始まってみれば前述の通り、彼の強すぎるこだわりについて行けず、制作陣が次々と降板。
脚本家、演出家、プロデューサーがプロジェクトから抜け、CLAMPも原作から企画協力・衣装コンセプトデザイン担当に格下げとなった始末だ。

これを受け、協力予定だった『東宝』は「社としては手を引くことになった」(東宝社員:同)。
他のスタッフへの影響も少なからずあるというが、当のGACKTは気落ちする間もなく準備を進めているようだ。

同誌の取材に対し、
「何かトラブルがあったということはない。とにかく今作にかける気合がすごいということ。深夜3時に電話?24時間寝ないのはいつものことですよ」(引用:同)
と自信ありげに答えてみせたという。

東京・名古屋・福岡・大阪をめぐる上演の開始は来月15日から。
周囲を振り切ってまでこだわりを貫いたGACKTは、果たしてどんな舞台を作り上げるのか。(高橋)


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