【訃報】坂田利夫､年の瀬に力尽きて天国へ! 老衰のため死去!

(01/05)

吉本新喜劇などで活躍したお笑い芸人の坂田利夫が､12月29日に老衰のため大阪市内の病院で死去したことが分かった｡吉本興業が公表した｡

生涯独身だった坂田利夫は､数年前から高齢者施設に入所｡近年は体調が芳しくなく､ここ1年ほどは表舞台から姿を消していた｡
高齢者施設には､後輩で長年公私共に親しい間寛平が定期的にお見舞いに訪れていた｡

｢先日は82歳の誕生日を間寛平夫妻にお祝いしてもらい､大変喜んでいました｡最期も親族と間寛平夫妻に見守られながら息を引き取りました｣と吉本興業は説明｡
舞台を沸かせた頃からはだいぶ風貌も変わり､老化を感じさせる顔つきになっていたものの､本人ももう一度舞台に立ちたいという気持ちは持ち続けていただろう｡

1961年に吉本新喜劇の研究生に応募し､キャリアをスタートさせると､前田五郎とコメディNo.1を結成｡"アホの坂田"というキャラクターが全国に知れ渡り､｢あ～りが～とさ～ん｣というギャグが有名に｡
上方漫才大賞や上方お笑い大賞といった数々の賞レースも獲得し､コンビとしても実力を見せつけた｡

｢賢く見えてしまうから眼鏡をかけない｣｢子供ができたらアホの子と指をさされるのが心配だから結婚しない｣と､生涯芸人を貫き､女性関係は縁遠かったものの､多くの後輩芸人たちから慕われた｡
通夜､葬儀告別式は､近く近親者で執り行う予定だという｡(船越)