ヒロシ、自叙伝短編集で、「ホームレス中学生」超えを目指す!?

お笑いブームと言われて久しい。テレビのスイッチを点ければ、芸人たちの顔を見ない日はない。だだ、一度ブレークしてもすぐ消えて、テレビに出なくなる、俗に「一発屋」と呼ばれる芸人も多い。

昨年大ブレークした小島よしお(こじまよしお=27)は、「一発屋」を逆手にとった自虐ネタを連発するなど涙ぐましい努力を続けている。

自虐ネタというと、「ヒロシです…」のキメゼリフで人気をさらっていたお笑い芸人ヒロシ(36)。

最近はCSで放映されている釣りバラエティ「ヒロシ釣り紀行」で見るくらいで、地上派ではあまり見かけず、やはり「一発屋か」という心無い声も。

ところが、実際は消えたのではなく、小説を執筆するためにバラエティー番組の仕事を断っていたのだという。

「サンケイスポーツ」などによると、同作品は「閉所恐怖症」「真の恐怖体験」などの項目別に、初めて過去を赤裸々に綴た自叙伝短編集。

中でも「親父」と題した項目では、炭鉱労働者だった父、隆幸さんについて初めて語り、小学3年の時、父が岩盤落下事故で左足を失った事実も告白。「親父は命を削って俺を育ててくれたんだということ。(中略)親父に対する手紙のつもりでこの文章を書いてみました」と感謝の言葉を捧げた。

出版にあたっては、ヒロシはブログで「ダメ元で書いてて良かった!!! 一発屋に対する世間の風当たりは、思った以上に冷たく、最悪、自費出版も考えていましたが、ありがたい事に『ジュリアン』という会社が出してくれることになりました」とうれしさを隠し切れない様子。

タイトルや発売日は未定だが、「ホームレス中学生」や「陰日向に咲く」など芸人小説ブームもあり、話題を呼びそうだ。(松野)


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