サザンオールスターズが事実上の“解散”で見えてきたビジネスモデル

先日､来年以降の無期限活動休止を発表した「サザンオールスターズ」

この“活動休止”は､やはり事実上の「解散」ともいえる状況のようで､今後サザンの活動は“解散ビジネス”にシフトするようだ。「内外タイムス」が報じている。

「今年､デビュー30周年ということで､音楽専門誌などが何誌かサザンへのインタビューを申し込んだものの､ことごとく断られたそうです。

そこで春先から､『サザンに何かある』と音楽業界内で話題になっていました。発表内容は違いますが､事実上の解散と思って間違いないでしょう」(音楽ライター・内外タイムス)

今回の発表は､朝刊スポーツ紙のほか､一般紙の広告などでもなされただけに､かなりの力の入れよう。

8月のシングル発売とそれを引っさげての同月の4日間ライブが目玉となる。それ以降の活動は白紙だという。

「シングルもライブも“ラスト”の可能性が高いですから､シングルはかなり売れるだろうし､ライブの方も壮絶なチケットの争奪戦が繰り広げられるでしょう。

そして､そのライブをDVD化すればこれまたバカ売れは確実」(音楽記者・同)

今年は､今回の“仕掛け”だけで確実に盛り上がりそうだが､その先には“解散ビジネス”が見据えられているようだ。

「今までのシングル・アルバム・DVDを集めたコンプリートボックスを発売すれば､10万､20万円の高額でも普通に売れるでしょう」(同)

市場の広い欧米では､新譜のペースは数年に一度で充分。ある程度売れてしまえば､あとはライブツアーを時々行えば充分､といった活動スタイルがミュージシャンの中に見られるが､サザンもそうした殿様商売ができるということか。

そうした状況を同紙は「『寝てても』大金が入ってくる」と揶揄している。（淺川）

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