AKB48も危機一髪。休日の秋葉原に悲鳴が響く

(06/09)

8日､東京・秋葉原で起きた通り魔殺傷事件は各方面に大きなショックを与えた。

水着撮影会やコスプレ系イベント､インディーズライブなど､“アイドルの聖地”としても知られるアキバでは､この日も多くのアイドルイベントが開催されていた。

アキバ系アイドルとして､まず頭に浮かぶのはAKB48。彼女たちは､ドン・キホーテ秋葉原ビル8階にある「AKB48劇場」を拠点に活動している。実はこのビル､事件現場の交差点から約50メートルしか離れていない。

この日も､事件が起きる直前の正午から通常のライブが開かれ､2500人の観客も含め､メンバーらは事件を知らないままパフォーマンスを繰り広げていた。

約1時間45分の公演を終えたメンバーの携帯電話には､保護者から安否を気遣う連絡が相次いだという。

また､事件直後の午後1時に､現場近くの石丸電気ソフト2でグラビアアイドルの田中涼子（たなかりょうこ=23）が､イベントを行っていた。

田中は午前11時50分に会場入りしたため事件には遭遇しなかったが､「私が着替えていたら､外でワーって声がして､サイレンが鳴って」とブルブル。「その場にいたスタッフさんから話を聞いたんですが､怖かった。秋葉原は好きな街なんですけど」と､「サンケイスポーツ」の取材に声を震わせていた。

田中は自身のブログでも「涼子は2会場目の移動のとき秋葉原の街を見て､すごくショックを受けました。でもスタッフさんも､お客さんも､外での出来事を感じさせないような雰囲気を作ってくれてたんだなと思いました」と､スタッフやファンに対して感謝の言葉を綴っている。(松野)