武藤敬司が現役引退を発表! 股関節もボロボロで限界だった!

プロレスラーの武藤敬司が､2023年春までに現役を引退することを発表した｡還暦を迎える節目の年に､自分の身体と向き合い､決心を固めた｡

6月12日に開催された｢サイバーファイトフェスティバル2022｣に登場した武藤敬司は､"プロレスLOVE"ポーズを披露するなどファンサービスを忘れない一面を見せた後､｢かつて『プロレスはゴールのないマラソン』と言った自分ですがゴールすることに決めました｡来年の春までに引退します｡あと数試合はするつもりです｣と､自らの口でファンに報告｡会場からは悲鳴が上がった｡

理由は長年苦しんできた怪我だ｡｢股関節が膝と同様に変形してきている｡このままでは股関節も人工関節にしないといけない｡そんな状態では試合はできない｡断腸の思いです｣と､古傷の膝だけでなく､股関節も変形しており､たとえ治療をしたとしてもプロレスは難しいと判断｡このタイミングで引退を決意した｡

武藤敬司の身体はまさにボロボロ｡満身創痍の状態で試合を続けてきた｡膝に関しては｢人工関節置換術｣という手術を受け､長期離脱｡今年に入ると左股関節唇損傷を患い､膝に加えて股関節も人工物を注入するとなれば日常生活にも支障を来すのは間違いない｡もうこれ以上､身を削るわけにはいかないところまできた｡

蝶野正洋､橋本真也とあわせて"闘魂三銃士"と称され､プロレス界の天才といわれた武藤敬司｡｢あと数試合はするつもりです｣と､身体の様子を見ながら正式な引退までに何試合かファンの前で見せたいという｡彼の最後の勇姿､絶対に見逃せない｡

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