「鳥人間コンテスト」会場設営で建設作業員が死亡する事故! 番組は放送予定だが・・・・
日本テレビ系『鳥人間コンテスト』の会場設営現場において、尊い命が失われる重大な転落事故が発生した。滋賀県彦根市の琵琶湖にて、本番に向けて湖上に設置されていた高さ約11メートルの水上架設やぐらから、建設作業員の上野高広さんが転落し、命を落とした。

現場となったやぐらは、出場チームが自作した航空機で飛び立つための滑走路、いわゆるプラットホームであり、大会を象徴する中枢設備である。上野高広さんは当時、骨組みの上で板を張る作業を行っていた。もう1人の作業員が資材の準備のために下へ降り、再び戻った際には既に姿がなく、水面に浮いた状態で発見された。

搬送から約3時間後に死亡が確認され、のちの司法解剖の結果により、死因は多発性骨盤骨折や多発性ろっ骨骨折、肝挫傷、外傷性くも膜下出血に伴う外傷性ショックと判明した。外傷の凄惨な状況から、上野高広さんはやぐらの内側を落下する際、骨組みに衝突しながら水面へ叩きつけられたとみられている。

安全対策の不備についても疑問が持たれている。上野高広さんはヘルメットと安全ベルトを着用していたものの、発見時にヘルメットは湖底に沈んでおり、安全ベルトの命綱用フックが機能していなかった。命綱がやぐら本体に連結されていなかった可能性が極めて高く、警察による全容解明が進められている。

1977年に産声を上げた『鳥人間コンテスト』は、今年で48回目を迎える。琵琶湖の夏の風物詩として長く愛されてきた伝統行事だけに、開幕を目前に控えたタイミングでの悲報は世間に大きな衝撃を与えた。
ネット上では「今後の鳥人間コンテストがどうなるか… フラットな目線で見れなくなる」「今年は中止だな こんな安全管理で実施できるはずないでしょ」と安全管理体制を厳しく糾弾し、開催を不安視する声が相次いでいる。

大会への出場は、100機を超える応募から約30機のみが選ばれる極めて狭き門だ。出場者たちは1年以上かけて機体を設計・製作し、過酷なトレーニングを積んで本番に挑む。
主催の読売テレビは「ご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族に深くお悔やみ申し上げます」と追悼の意を表し、捜査への全面協力を表明した。夢の舞台の裏で起きた悲劇を受け、運営側は極めて重い課題を背負いながら、極めて難しい選択を迫られている。
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