"ニャンニャン事件"で消えた女優・高部知子が明かす事件の真相!
10月25日に放送されたTBS系『爆報!THEフライデー』に、テレビ朝日系『欽ちゃんのどこまでやるの!?』で母親役として出演した真屋順子が登場した。

通称"欽どこ"の愛称で親しまれた同番組は、最盛期に平均視聴率30%以上を記録した伝説的番組。ドラマや映画が当たり前だった21時台にバラエティー番組を定着させる先駆けとなった存在である。
真屋順子は2000年、脳梗塞等に襲われ、左半身麻痺の後遺症を負った。車椅子生活を送り、リハビリに励むも、2010年最愛の夫がガンに因り他界。一時、危篤状態にも陥った。

『爆報!THEフライデー』のスタジオに、欽どこをモチーフにしたセットが作られ、後に"わらべ"としてデビューする萩本家三つ子のたまえ役・高橋真美と母親役の真屋順子が久々の再開を果たした。
三つ子のかなえ役だった倉沢淳美からは、番組宛に手紙が届き、かつての共演者達に対する思いが綴られていた。

そして真屋順子が最も心配するのは、芸能界引退した高部知子だという。1983年、週刊誌『FOCUS』に「ベッドで二人仲良くニャンニャンしちゃった後の一服である」と書かれた、彼女が全裸でベッドに入り煙草を吸っている衝撃の写真が掲載された。仕事のスケジュールは白紙になり、タレント活動休止に追い込まれた。

一枚の写真が人生を変えてしまった、芸能史に刻まれる大事件であるが、高部知子本人によると、15歳の頃友達と一緒に遊んでいた時、「写真を撮らせてよ」と皆で写真撮影をした。
段々と友達の要求はエスカレート。「じゃあ次はもっと大人っぽいものを撮ろう」と言い、「どうせだったら上着も脱いで」と上半身裸にさせ、煙草を手に持たせて撮影を行った。その写真こそ、"ニャンニャン事件"の引き起こしたアノ写真なのだ。

事件発覚後、写真を撮ったとされる友人が自殺、さらに芸能界の大親友だった岡田有希子も自殺。高部知子は酷く落ち込み、自身も4回自殺未遂を図ったそう。
現在は精神保健福祉士の資格を取得。介護ヘルパーにうつ病や認知症患者の接し方などと指導する。真屋順子は、彼女芸能界を去った後もずっと相談に乗っていると話した。

これまで数多くのスキャンダルが報じられてきたが、たった一回で事実上引退を余儀なくされた例は少ない。しかも、高部知子の場合、大きな誤解に因るものだ。
別の世界で活躍する彼女の姿は、誰が見ても輝いているだろう。
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