花嫁とパパ
[第12話]
06/26放送

賢太郎(時任三郎)を一人にしたくないという理由から三浦(田口淳之介)との結婚を諦めた愛子(石原さとみ)。そのことを知った賢太郎は三浦の両親に結婚を許してほしいと土下座をして頼むが、見合いをするため三浦と両親は静岡へ帰ってしまう。
その頃、美奈子(和久井映見)に渡され、亡くなった母親からの手紙を読む愛子。その手紙の内容から母親の死の原因が出産であったことを知り、読み途中の手紙を美奈子に再び預けるのであった。
自宅へ戻った賢太郎は淋しそうな愛子の姿を見ると、愛子を連れて三浦の実家へ車を走らせた。三浦の両親の言い分は、家業をつぶす訳にはいかないという。三浦本人も、実家を継ぐため見合い相手と結婚することを決めていた。その言葉を聞き、引き返す愛子と賢太郎。そんな2人を見つめる三浦の目は悲しげだった。
そんな賢太郎は美奈子の店で三浦の父親の病気について調べていた。そこへ、三浦がやってきて賢太郎に謝る。賢太郎が見ていた医学書に気づく三浦。
そんな三浦に賢太郎はお守りを手渡した。賢太郎の優しさを感じた三浦は感謝をしその場を去っていった。
一方、鳴海(小泉孝太郎)は父親の会社と競合していた。結果、愛子の企画は通らなかったが、父親と正面から戦えたことに鳴海は笑顔を見せるのであった。さらには独立には愛子を連れて行かず、愛子の魅力を生かして頑張れと伝えるのであった。
そして、三浦の父の手術当日。三浦の元に、愛子と賢太郎がやってくる。三浦は賢太郎に自分の気持ちを話し出す。小さい頃から親に期待されなかったから、早く結婚して自分の家族が欲しかった。しかし両親をほっとけずどうしていいのか分からないと…。
そんな三浦に賢太郎は一番大切なものが何かを聞く。三浦は考えた末に父が無事であることと答える。その言葉を聞いた賢太郎は「だったら大丈夫だ。家を継ごうが見合いをしようが、家族の命に比べたらたいした事でない。自分の家族を大切に思っていればなんだって、乗り越えていける」と励ますのであった。
そのやりとりの一部始終を三浦の両親は聞いていた。驚く賢太郎であったが三浦の父は息子を愛してくれたことに感謝する。三浦は、父に「もっと大きくなって必ず店を継ぐ。それまで店を守って」と自分の気持ちを伝える。うなずく父親。その後、父の手術は成功した。
鳴海は、会社で父親に自分の気持ちをメールしていた。そこへ槙原(白石美帆)がやってくる。鳴海は次の室長に槙原を推薦した。これからは上司と部下ではなくなるからもっと良い関係になれるかもしれない。その時、パソコンに鳴海の父親からメールが届く。いつも父は鳴海を見ていてくれていた様だ。鳴海は心からの笑顔を浮かべるのであった。
後日、美奈子の店に来た賢太郎と愛子。愛子はもう一度受け取る。手紙には、賢太郎への気持ちがつづられていた。一番の幸せは愛子の存在だと…。自分が賢太郎を愛した証だったから、どうしても愛子を生みたかったのだと。涙する3人。すると愛子は賢太郎にキャッチボールをしようと誘う。おとうさんの娘でよかったと伝える愛子。その背後に三浦が…。賢太郎は、三浦に「俺は、君のお父さんになる」と告げるのであった。

それから1年後、結婚式が行われた。賢太郎はスピーチでいきなり「この結婚は反対です」と言い出す。しかしそれは以前の自分を振り返っての言葉。今では心から2人を愛し、娘は世界で一番幸せな花嫁だと話すのであった。涙ぐむ賢太郎に美奈子はギターを渡す。愛子がお腹にいた頃、いつも歌って聞かせていた曲を賢太郎は弾き語る。
そして、式も終わりいよいよ新婚旅行。娘離れを宣言し見送りにきたはずの賢太郎の胸ポケットには…一枚の飛行機のチケットが♪♪ 【完】

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キャスト
宇崎愛子 / 石原さとみ(いしはらさとみ)
アパレル会社OBECA広報室の社員でこの・・・
三浦誠二 / 田口淳之介(たぐちじゅんのすけ/KAT-TUN)
OBECA広報室の社員。愛子と同時に入社・・・
鳴海駿一 / 小泉孝太郎(こいずみこうたろう)
広報室室長でブランディングディレクター。・・・
槙原環 / 白石美帆(しらいしみほ)
広報室PRマネージャーで鳴海の側近。名前・・・
宇崎賢太郎 / 時任三郎(ときとうさぶろう)
愛子の父。百貨店の物流センターで働くサラ・・・

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