さくら心中
[第63話]
04/08放送

桜子は体調を崩し、勝は必死に看病をする。桜子はそんな勝とある約束をした。

さくらは陸雄を心から愛しているのに身体は健を求めてしまい、追いつめられていく。
さくらはそんな連鎖を断ち切るために死を決意。愛の証として陸雄に一緒に死にたいと打ち明ける。
陸雄は一瞬ためらうが、最愛の人のために心中する覚悟を決めた。

最後に二人で桜子の元を訪ねると、さくらは溢れる涙を止めることができなかった。
そしてさくらと陸雄は「いさみ酒造」の裏庭の千年桜の下で心中を図る…。

二人は桜の木で首吊りを図るが、桜の枝が折れて命拾いをする。

その頃桜子の具合が急変し、健は勝と相談して救急車を呼ぶ。
桜子の容態が落ち着くと、勝は比呂人のメモが書かれた手帳を持ってきてやる。
「ええ思い出や」と言う勝に、桜子は「私、よくなったらお兄ちゃんと結婚する」と言った。

さくらは心中が失敗したことで、つきものでも落ちたようにかえって元気になっていた。陸雄の小説も賞を受賞する。

さくらは健に、愛とセックスが別物というのは陸雄がさくらのために作ってくれたフィクションだったと語る。
東京に行く陸雄に、さくらはしばらくこちらに留まって、それでも陸雄を愛しているとわかったら東京へ追いかけていく、
その時は男と女になりましょう、と約束した。

やがて春になった。この年、千年桜は4月になっても花を咲かせなかった。
そして波乱万丈な人生を華麗に生き抜いてきた桜子は、千年桜の下で息を引き取る。

桜子の葬儀は、勝と桜子の結婚式になった。
「桜子、これからはいつも一緒や」と勝。
千年桜の下には、新しい芽が芽吹いていた。



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キャスト
宗形桜子 / 笛木優子(ふえきゆうこ)
飛騨高山の造り酒屋「いさみ酒造」の一人娘として育った。
高梨と樹齢千年とも言われる桜の木の下で運命的に出会い、ただ一度愛の契りを交わす。

借金のかたに雄一と結婚させられるが、比呂人の子であるさくらを出産する。
舅・唯幸にさくらと引き離され、絶望感から比呂人と心中を図るが生き残った。

その後はさくらのために覚悟を決め、唯幸の後妻となった。
宅間堂一・高梨比呂人 / 徳山秀典(とくやまひでのり)
【宅間堂一】
比呂人の生き写しのような姿。
美容師として一流の腕を持ち、桜子の美容院で働きたいと訪ねてくる。

【高梨比呂人】
いさみ酒造へ蔵人としてやって来た際、桜子と出会い愛を育む。
桜子との間の娘・さくらと3人で暮らそうとするが思いを遂げられず、絶望感から桜子と心中を図る。
その後生き残るが記憶喪失となり、高山に戻ってきた際に記憶を取り戻す。
記憶を失っている間は明美と恋仲になっていた。

10年、明美の世話になるが千年桜に触れて記憶を取り戻し、再び桜子と愛し合う。
自分が手がけた新酒「桜衛」の発表会で、明美から桜子を守るために刺されて亡くなる。

櫛山さくら / 林丹丹(はやしたんたん)
桜子と比呂人の子どもで、明るく素直な美少女。
幼い頃に母から引き離されて育った。
奇異な家庭環境にひそかに心が傷ついている。
歪んだ三角関係の健と陸雄の男心を弄ぶが、その後運命を揺るがす出会いが待っていた。
宗形勝 / 松田賢二(まつだけんじ)
いさみ酒造の常務。桜子の血のつながりのない兄。
沙也加と結婚するが、桜子を守るためにさくらを自分の子だと嘘をつく。
その件で沙也加と離婚し、その後は桜子をずっと想い続けている。
比呂人が亡くなり、改めて桜子に想いをぶつけるが…。
押川陸雄 / 佐野和真(さのかずま)
桜子と比呂人(徳山秀典)の子供・さくらが母と引き離され里子に出された貧しい農家の養子。
健の援助を受けながら小説家を目指す。
子供の頃世話をしていたさくらにひそかに想いをよせている。
櫛山健 / 真山明大(まやまあきひろ)
主人公・桜子が結婚した雄一の連れ子で貴公子のような容姿だが、複雑な家庭環境に育ったため心が歪んでいる。
芸者をしている陸雄の姉・豊香とは男女の仲。
豊香 / 小野真弓(おのまゆみ)
さくらが里子に出された貧しい農家の養子。
陸雄の姉として育つが血のつながりはない。
奥飛騨で温泉芸者として働いている。
高倉明美 / 中澤裕子(なかざわゆうこ)
比呂人が記憶を失っている間恋仲となった、激しく愛に生きる女。
桜子の前に突然現れ、比呂人をめぐって対立する。
愛の執念の果てに比呂人に「愛の歴史ケーキ」を振舞う。
比呂人と共に無理心中した。

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