山おんな壁おんな第12話あらすじ完全版

山おんな壁おんな

[第12話]

09/20放送

「おらと結婚しないか？」フランス語を教えに来た井口（西島秀俊）は恵美（伊東美咲）にプロポーズをした、が、恵美の返事はない。「答えは、今度聞く…」そう言って、井口は恵美の部屋出ていくのだった。

一方、恵美にプロポーズをしようと訪れた奥園社長（及川光博）は、恵美の部屋に井口が入っていくところを目撃してしまう。焦る奥園社長は井口の存在が気になって仕方がない。

翌日、奥園社長はバッグ売り場のまりえ（深田恭子）を捕まえると、恵美と井口の関係を聞いてくる。まりえは「幼なじみですよ」と答えるが納得しないようだ。奥園社長は、まりえに味方になってくれるように頼む。その様子を見ていた葛沼副部長（温水洋一）も奥園社長に負けじと、まりえに恵美の仲を取り持つように協力を要請した。２人の男性から味方になるように言われ、まりえは困ってしまう。

その晩もフランス語のレッスンを教えるために、井口は恵美の部屋を訪ねた。玄関のポストには奥園社長から《赤いバラの花束》が…。井口は気にするが、「わたしにだってファンがいるんだから…」とそっけない。フランス語のレッスンの途中で、井口は恵美にプロポーズの返事を求める。しかし、恵美は話をはぐらかしてばかり…。ついに井口は怒って青森に帰ってしまうのだった。

そんななか、フランス語学研修の試験が行われる。まりえは審査員のフランス人に好印象を与えるが、恵美は審査員とフランス語で喧嘩をしてしまう。結果は恵美がトップで、まりえが次点だった。フランス語で喧嘩ができた恵美の語学力を審査員が高く評価したのだ。恵美はフランス研修の権利を手に入れた。

井口は青森に帰る前に鬼瓦和男（佐藤二朗）と遥（小池栄子）に「恵美にプロポーズをしたがふられた」と相談していた。真相を確かめるため、和男と遥はまりえに相談をする。

奥園社長・葛沼副部長・鬼瓦夫妻から一度に恵美との結婚について相談を受けたまりえは、「内緒にするから…」という黒板（三浦理恵子）の言葉を信じて全てを打ち明けたため、たちまちバック売り場全体に恵美の噂が広まった。おまけに《恵美が誰と結婚するか》で賭けが盛り上がる始末…。

まりえは「恵美にプロポーズをした３人の男性から相談を受けた」ことや「恵美が井口を傷つけるような振りかたをしたと、鬼瓦夫妻から聞いた」ことなど、全てを恵美に話す。「なぜ井口を振ったのか」と、まりえは恵美に問いただしたが、恵美は井口からプロポーズされた覚えがないと言う。実は、井口からのプロポーズを恵美は「夢の出来事」と勘違いしていたのだった。まりえに促され、井口を追って青森に向かう恵美。そして井口に「もう一度プロポーズをして！」と、お願いする。「結婚してください」という井口の言葉に、恵美は「はい」とうなずいた…。

恵美がフランス語研修に行くことを井口は快く承諾する。しかし、男女が１年間も離れて暮らすことを心配する奥園会長（若林豪）や父、原田夫妻（徳井優、鈴木砂羽）は、恵美にフランス研修を辞めるように促した。
「結婚と仕事で中途半端な私がフランスへ研修に行っても、きっと中途半端な研修に終わってしまうだろう」と、恵美は研修の権利を次点のまりえに譲った。

ところが井口は「恵美がフランス研修に行っている間はドバイで仕事をする」と、さっさと旅立ってしまった。さらに研修先がフランスからドバイに変更となる。研修をまりえに譲ってしまった恵美は、あまりの衝撃に気を失ってしまうのだった。

「井口さんが浮気しないように、しっかり見張ってきます！」恵美との別れを惜しみつつも元気に旅立つまりえ。空港で見送る恵美も《山おんな》ともこれでお別れかと思うと淋しい気持ちになる。

井口から、《ドバイで壁を塗っている写真》が恵美の元に届く。「いってきますね！」井口の写真に微笑み、いつものように丸越デパートに出勤をする恵美。通勤途中、女性専用列車でつり革につかまっていると、後ろから山のような胸を押し付けてくる女性がいる。「暑苦しいなあ」と恵美が振り返ると、なんとそれはまりえだった。

「ドバイは暑いから帰ってきちゃいました。また一緒にお仕事できますね♪」と、まりえは微笑む。天然系のまりえの言葉に、恵美も思わず微笑むのだった…。　《終わり》

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