巨人・由伸が一塁手で公式復帰! セ・リーグ開幕に向けフリーで快音連発

巨人・高橋由伸がいよいよ2年ぶりとなる公式戦に戻ってくる。

昨年9月に腰の手術を受けた高橋由伸が24日、東京ドームで行われた全体練習に参加した。
練習内容はフリー打撃を中心に、今季から新たな守備位置となる一塁でのサインプレーの確認やノックでの調整で、手術による痛み等を感じるそぶりを見せることなく順調な回復。

また、由伸といえば持ち前のバットコントロールを駆使した打撃面でもフリー打撃で快音を轟かせた。
その好調ぶりはオープン戦14試合での32打数15安打7打点4本塁打、打率.469という数字にも表れている。

しかし、スポーツ選手としてその生命に関わる大きな手術をしただけに当の本人は至って謙虚。
この日の練習後の記者からのインタビューに対し由伸は、
「不安はあるが自信も少しずつついてきた。1年間出るのが次の目標」と今季の目標を控えめに語った。

若手の成長が著しい巨人にとって、由伸の復活は好材料に他ならない。
なぜなら、若手がプロの選手としてより一層成長するにはベテラン勢と競い合い切磋琢磨することが一番の近道だからだ。
巨人が今後も安定した強さを保持する為にも由伸のような技術のあるベテランが活躍することが必要不可欠なのだ。

そんな巨人を率いる原監督も
「去年のメンバーも元気で新戦力も増えた。チームはいい方向に行っている」とその自信を伺わせているだけに今季の巨人も土台がしっかりしたチームになりそうだ。

由伸にとっては今後の野球人生を良くも悪くも変えることになる1年。
勝負の1年はもう既に始まっている。

(2010年3月25日)

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