松井8試合目でようやく!! 日米通算1500打点達成

8日(以下現地時間)に行われた米大リーグ、マリナーズ戦で、エンゼルスの松井秀喜が日米通算1500打点を達成した。

この大記録に王手がかかったのは4月30日のタイガース戦。松井はこの日1安打1打点で記録を通算1499打点としたが、この後大不振に陥る。
4試合連続無安打、7試合連続無打点。
松井の不調に影響されたかのようにチームも7連敗し、気づけば開幕当初から守ってきた4番の座から5番に降格。
7日には試合後ソーシア監督との緊急会談を行うまでに松井の不振は深刻であった。
この日監督は体調面から今後の調整法を模索するとして、8日の試合を終えたら9日は強制的に休養を与える方針を固める。

まさに後がない状態で迎えた8日。しかし、ようやく、長い不振からの出口が見えた。

第1打席はセンターフライに倒れたが、その後四回の第2打席。5試合ぶりとなるヒットをレフト前に放つ。
続く第3打席、第4打席ともにフライに倒れるも、待ちに待ったその時がついに訪れる。
十回一死一、二塁のチャンスで第5打席を迎えた松井。フルカウントから放った打球はしっかりレフト前へ。
二塁走者を送り返して日米通算1500打点を達成。これが決勝点となりエンゼルスが4-3でこの試合に勝利。チームも連敗を7で止めた。

試合後「いい場面で打ててよかった。(1500打点に関しては)長くやってきたということだけです」と、いつものように記録よりもチームに貢献できたことに満足げな松井。
監督も松井の記録について「素晴らしい記録だが、ヒデキの能力を考えれば決して驚かない」と、賞賛の言葉を贈り、松井の復調を喜ぶ様子を見せた。

(2010年5月10日)

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