オリックス虎狩り後の巨人狩りで3連勝 T-岡田爆発で監督ご満悦

21、22日の阪神2連戦に勝利し、見事虎狩りを達成したオリックス。23日に行われた巨人戦も快勝で3連勝を決め、その好調ぶりが伺える。
虎狩り初日は10-6で先勝を手にするも岡田監督が金子千の乱調で失った5点に大激怒し、勝利を喜んではいけない雰囲気がチーム内に漂ったが、2日目の5-3での勝利には「ようやく形になってきたしな。この2つ勝ったんは、勢いつくし、大きいよ」とご満悦。
虎狩り達成に気持ちよく迎えた23日、この日オリックスはカブレラに代わりプロ初4番入りしたT-岡田が4打点の大活躍を見せた。

プロ5年目で球団最年少となる22歳で4番に座ったT-岡田。故障で不在のカブレラの代役をしっかりと果たした。
まずは初回。一死一、二塁から西村の145キロを中前に弾き返す先制適時打を放ちチームを上昇気流に乗せる。
この回オリックスはバルディリスの安打と続く日高の2ゴロ、山崎浩の遊ゴロで3点を手に。
そして二回、二死一、二塁のチャンスに初球真ん中に来た144キロを冷静に、力まず振ると打球は左翼席に。攻めの要となって序盤からチームに6点をもたらす。
巨人は六回にラミレスのソロで1点を返すが、オリックスが九回に坂口がソロで7点目を加えてチャラに。
巨人は最後に坂本が2ランを放つも、6点の差は最終回で取り戻すには大きすぎた。
しっかり逃げきったオリックスが7-3で3連勝目を決めた。

今月12日のヤクルト戦で右足首を捻挫し、「100%やないけど、70から80やったらGOよ」と言った指揮官の判断でわずか10日での復帰を果たした。
試合後、指揮官は予想道理のT-岡田の活躍に「よく仕事をしてくれたと思う」と評価。
打線がつながるようになってきたチームの3連勝に満足げな表情を見せた。

(2010年5月24日)

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