史上最多の10者連続安打!! オリックスに先駆けてまずはロッテが達成!!

7日、神宮と福山で、ロッテとオリックスがそれぞれほぼ同時刻にプロ野球史上最多の10者連続安打記録を達成する珍事が起きた。
わずかに早くこの偉業を成し遂げたのは、神宮球場でヤクルト4回戦に臨んだロッテ。
1点を追う七回に3本塁打が飛び出し、一挙に10点を奪う猛攻撃の中でプロ野球史上初の偉業を達成することとなった。

六回まで2安打に終わっていたロッテ打線。
1点を追う七回、歴史的猛打ショーの幕は静かに開けた。
一死から四球を選んだ里崎が出塁すると、続く南が左前安打を放つ（1安打目）。
右肩手術から復活した青野が代打で入ると、実に3年ぶりの安打となる中前打で満塁に（2安打目）。
そこに西岡がカウント2-0からの左前二点打を放って逆転（3安打目）。
勢いが止まらなくなったロッテ打線。
続く今江が走者一、二塁からの中前打（4安打目）、井口が2-1からの左前適時打（5安打目)を決めてこの回3点目を奪うと、
カウント2-3から金泰均が来日初となる満塁本塁打で一気にヤクルトを突き放し（6安打目）、サブローも追い討ちをかけるソロを放って（7安打目）この回8点目。
さらにこの回先頭で投ゴロだったムニスが二塁打で再び好機を築くと（8安打目）、
里崎が「さすがにあそこで打たないわけにはいかない」（スポニチアネックス）
と2ランを放って10者連続得点を決めてみせる（9安打目）。
最後は南が自身初の1イニング2安打となる中前打で驚きの10者連続安打を記録した。

試合を15安打14得点で大勝したロッテ。
荻野貴や大松ら主力に故障者が続出する中、主将・西岡は「ケガ人が多いけど代わりの選手も含めて、みんな一生懸命やっている。チームに勢いがつく」と良い流れが生まれたことを喜び、
金泰均も「ロッテで記録をつくれて光栄です。またロッテで記録を塗り替えたい」と更なる活躍に向けて意欲を示した。

(2010年6月8日)

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