カーリング主将目黒が寿引退!! 本橋は別チーム結成でチーム青森消滅の危機に

06年のトリノ、今年2月のバンクーバーと、両五輪でカーリング女子日本代表「チーム青森」の主将を務めた目黒萌絵（25）＝みちのく銀行＝が結婚を前提に現役引退することが10日、分かった。
また、同チームの"マリリン"こと本橋麻里（24）が来季以降はチーム青森を離れ、独自に新チームを結成する可能性が高いことも判明した。
日本カーリング界の顔でもあるチーム青森は消滅の危機に立たされる可能性が出てきた。

目黒には以前から、バンクーバー五輪があった昨季を競技生活の一区切りとし、その後は結婚して北海道に戻る考えがあったようだ。
結婚相手は、父義重さんが北海道南富良野町で経営するNPO法人「どんころ野外学校」のスタッフで、長年の付き合いになるという。
現在は青森のみちのく銀行広報室に勤める目黒。
職場では「結婚して早く家庭を作りたい」と口癖のように話していたという。

バンクーバー五輪ではスキップ（主将）を務めた目黒だが、スランプに陥り途中から本橋にポジションを譲った。
チームは3勝6敗で過去最低の8位に終わった。続く3月の世界選手権も1勝を挙げるに留まった。

また、この日所属のNTTLSと2年間の選手契約を延長した本橋は、来季以降チーム青森を離れ、独自に新チームを結成する可能性が高いことが分かり、チーム青森は最悪消滅となる可能性が出てきた。

残るメンバーの近江谷杏菜（20）＝青森市役所＝、石崎琴美（31）＝木浪学園＝、山浦麻葉（26）＝東奥日報＝の3人は6月までに残留を決断。
11月のパシフィック選手権（韓国）の出場条件である3人はかろうじて残したが、4人参加の競技で不足する選手1人は新メンバーが加入して補うことになるという。
チーム青森は21日に青森市内で会見を開き、目黒の引退とチームの行方を正式に発表する。

(2010年6月12日)

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