2軍落ちの可能性も!? 巨人・長野、水平スイングで脱不振を狙う!!

巨人・長野久義外野手は16日、打撃フォーム修正で脱不振を誓った。
12日のソフトバンク戦で守備の際に左手を痛めた長野はこの日打撃練習を再開。交流戦中は打率･159と苦しんだが、18日のリーグ戦再開後の巻き返しを宣言。
この日練習を休んだ原監督に代わってジャイアンツ球場で指揮を執った伊原ヘッドコーチは、リーグ再開後も不振が続けば2軍落ちもあると示唆した。
ルーキー長野は正念場を迎えている。

ジャイアンツ球場での1軍練習、長野はフリー打撃で右へ左へ柵越え連発。
4日ぶりとは思えない鋭いスイングで12日に痛めた左手首の完治をアピールした。
「今日は新たな試みをちょっと始めました」（スポーツ報知）
下半身をしっかり使って軸回転で打つことを意識した水平スイング。
見守った村田打撃コーチは
「最近は前に体が流れて、ワンバウンドのフォークを振ったりしていたから。どうしても右肩が下がる確率が高いから、水平にスイングできるようにしていこうということです」
と説明した。

長野の置かれた現状は深刻だ。伊原ヘッドコーチは長野の起用法について
「補欠も補欠。1軍も危ないよ」と辛い評価。
3割近くあった打率は交流戦に入って1割5分9厘と激しく低迷。
登板機会がなく調整中の内海やゴンザレスが先発のため出場選手登録される際、交代要員は野手となるだけに、うかうかしていられない。

交流戦で結果が出なかったことについて長野は
「（初対戦の投手ばかりだったことは）関係ないです。力不足です」と悔しそうに振り返った。
「交流戦は散々だったので、これから巻き返します」と強い決意を明かした長野。
リーグ戦が再開する18日からの中日3連戦で、開幕即戦力としてレギュラーをつかんだルーキーの命運が決まる。

(2010年6月17日)

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