広島､巨人戦8戦全敗野村監督｢余裕持たれている･･･｣

広島は6月30日の巨人戦に4-5と逆転負けを喫し､今季の対戦成績を8戦全敗とした｡
野村謙二郎監督は

｢向こうには勝てるだろうと思われているのは感じます｣

と険しい表情で語った｡

育成枠出身の先発ソリアーノが7回3失点と試合をつくり､打線も五回に集中打で3点を奪うなど､中盤までは投打にかみ合った広島｡
しかし､1点リードで迎えた九回で事態は一変｡
マウンドにあがった守護神ベイルが､先頭打者エドガーに二塁打を許すと､亀井の送りバントを一塁へ悪送球｡
無死一､三塁となって､坂本の犠飛で同点とされると､最後は高橋の打球を処理した東出が一塁悪送球｡
その間に亀井がホームを踏み､勝ち越しを許すこととなった｡

広島は7月1日の巨人戦で引き分け以下だと自力優勝が消滅する｡
開幕からの8戦全敗に指揮官は､

｢僕自身は非常に悔しいし､腹立たしい｣(スポニチアネックスより)

と唇をかむ｡

初勝利を逃したソリアーノは､

｢勝ちたかったけれど､しようがない｡また次があるので頑張る｣

とだけ残した｡

(2010年7月1日)

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