オリ･T-岡田､単独連発キング快走 CS争い1差に

オリックスは3日､西武13回戦(京セラドーム)にＴ−岡田外野手(22)が本塁打王争いの単独トップとなる25号ソロ､26号2ランを連発｡
チームは6-5で勝利｡CS圏内の3位ロッテに1ゲーム差と迫った｡

｢1本目は完ぺき｡2本目はうまく押し込めた｡オーティズが打ったことは､なんとなく知っていました｣(サンケイスポーツより)

今季3度の対戦で8打数1安打と抑えられていた許銘傑(シュウ･ミンチェ)に対し､1点を追う二回の第1打席で左中間席へ同点25号ソロ｡
そして､三回は1死三塁で外角やや高めに浮いた速球を左翼席に突き刺す26号2ラン｡
7月31日の楽天戦に続く､今季4度目の1試合2発で､デーゲームで24号ソロを放ち､併走していたソフトバンク･オーティズを再び突き放した｡

本人は｢本塁打数はあんまり考えていない｣と言い切るが､
この日の3打点を加えて70に到達した打点に関しては｢勝敗に直結するのでうれしい｣と笑顔を見せた｡

京セラドームでの好調子には理由がある｡
現在は独身寮の青濤館で生活しているT-岡田だが､車でも片道約1時間を要する寮から球場までの移動時間を削るため､
自腹で大阪市内のホテルに宿泊しているというのだ｡
その浮いた時間を早出特打などの練習時間に充てるという熱心な姿勢が､今日の70打点を生んでいるのだ｡

チームを活気付ける2発に岡田監督は､｢打つと思っているから使っているだけよ｣と笑って話す｡
3位･ロッテに1ゲーム差にまで迫った｡絶好調のT-岡田がチームをCS出場へと導く｡

(2010年8月4日)

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