仁志、今季限りで引退! 球団の必至の説得続く…

最下位低迷に苦しむ横浜ベイスターズにまた一つ不安材料が浮上した。
横浜の仁志敏久内野手(37)が今季限りでの引退を球団に申し出たことが21日、分かった。

プロ14年目を迎えるベテランはオープン戦からの打撃不振に悩んでおり、
開幕してからの数試合でも一向に調子は戻らず、
先日、故障以外では約3年ぶりの2軍落ちになったばかり。

本人の意識の中で、心身ともに限界を感じつつあることが一番の原因だと思われる。

球団側は、
「まだまだ若手にも技術は負けていない。横浜が上位に進出するために戦力として欠かせない」
と全力で慰留に努める方針だが、よほどのことがない限り引退の決断が揺るぎそうもない。

球団としては昨シーズン、チームの若返りを目指し、
石井琢（現広島）や鈴木尚（現２軍育成コーチ）という横浜を長年支えた大ベテランに苦渋の戦力外通告。
今後は仁志ら経験豊富な選手に若手を引っ張っていってもらう予定だった。

シーズン序盤にして早くも今季の構想が総崩れした横浜。
このままの状態で最下位脱出は可能なのか。

横浜の苦しいシーズンはまだ始まったばかりである。

(2009年4月22日)

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