中日､｢ヘタな野球｣でも劇的勝利!! ルーキー･大島洋平が延長11回V打!!

【ロッテ 3-4 中日】日本シリーズ第4戦､延長にもつれ込んだ熱戦を決めたのはルーキーの一振りだった｡

同点で迎えた延長11回2死二塁｡
｢絶対に決めてやろうと思って打席に入った｣(スポーツ報知より)
という中日･大島洋平は初球のストレートをフルスイング｡
まっすぐに伸びた打球は､飛びついた中堅･岡田のクラブをかすめ大きく弾んだ｡
勝負を決める適時三塁打｡普段大人しいルーキーは塁上で珍しくガッツポーズを見せた｡

2日の第3戦で決勝打を放ったロッテのルーキー･清田とは大学時代､ともに東都大学リーグの駒大と東洋大の主力選手として戦ってきた仲｡
同じルーキーながら先にヒーローになった同級生に､
｢負けたくない気持ちはある｣(同)
とひそかにライバル意識を燃やしていた｡

日本シリーズ史上3番目の長さとなる4時間41分の激闘を制し､対戦成績を2勝2敗の五分とした中日｡
落合監督は､
｢えらいヘタな野球をやらせた｡ベンチワークの失敗です｣(同)
と苦笑いを見せたが､
｢これだけもたついて勝てたんだから､流れも来るだろう｣(同)
と手応えを感じている様子だ｡

4日も勝利し逆王手をかければ､6日からはレギュラーシーズン51勝17敗1分けと圧倒的な強さをみせる本拠地･ナゴヤドームでの試合となる｡
ルーキーが作ったいい流れを武器に､本拠地での胴上げに突き進む｡

(2010年11月4日)

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