巨人新1番2番誕生! 坂本、プロ初のサヨナラ弾で巨人首位ガッチリ
首位固めをしていきたい巨人にとって最高の“新1番2番コンビ”が誕生した。

6日、東京ドームで行われた巨人対横浜の第5回戦。
この日の試合では、ここまで打率リーグトップの坂本勇人内野手(20)が今季初の1番。
そして2番には今季4度目のスタメンと、まだまだエネルギー十分の松本哲也外野手(24)が起用され、
“若い巨人”を象徴する1番2番の組み合わせとなった。

まずは1回裏、
1番・坂本が四球で出塁すると、続く2番・松本が内角の変化球にうまくバットを合わせ、右翼線を破るタイムリー三塁打。
坂本の全力疾走もあり、松本が試合開始早々にプロ初打点を記録した。

その後、小笠原の一ゴロの間に松本も生還。巨人が初回に2点を先制した。

若手に負けてはいられないと巨人先発の高橋尚も好投。
三回までに6三振を奪った。

しかし四回と五回に、内川、金城と続けざまに本塁打を浴びて同点。
七回5安打2失点で無念の降板となった。

しかしここで崩れないのが今の巨人。
2-2の同点で迎えた九回。このまま延長戦へともつれ込む空気が漂う中、
絶好調坂本がその空気を一瞬にして振り払った。

九回から登板した横浜・真田が坂本に投じた2球目の内角高めのボール。
見逃せば完全にボールのこの球をうまく引っ張ると、
打球は高々と上がり気づいてみればスタンドイン。
坂本にとってプロ初となるサヨナラ本塁打となり、巨人が3-2と1点差ゲームをものにした。

新生1番2番コンビの活躍が目立ったこの試合。

先制点を演出した松本は試合後のインタビューで、
「併殺打はないと思って監督は打たせてくれたと思うので、期待に応えることができてよかった。初打点? それよりも2番打者として後につなげられたことが良かったです」とコメントした。

また、サヨナラ本塁打で見事にチームを勝利へ導いた坂本は、
「何も変えないで自分のバッティングをしようと思っていましたけど、最終打席までは積極的にいけなかった。最後(の打席)は初球からいこうと思っていました」
と初球から狙いにいっていたことを明かした。

若手の活躍で例年とは違った勝ち方を見せている巨人。
ここにベテラン組の復調が加われば、もはや巨人の優勝は高確率なのか!?
巨人の若手から目が離せない。
(2009年5月7日)
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