球界に新たな流れ!? ドジャースがプロ未経験の日本人選手とマイナー契約!!
今年ドラフト指名を受けた新人選手たちの契約が進む中、米大リーグ・ドジャースは西嶋一記投手(明大)と高野一哉投手(文徳高)とマイナー契約を結んだと発表。
日本球界を経由せず、二人の若者が世界最高峰の舞台に挑戦する。

184センチ、78キロの長身から投げ下ろす最速144キロの直球と鋭いスライダーが武器の高野は、
「最高峰のアメリカで野球をしたい」(スポニチアネックスより)
とドジャース入りを決断。
現在、英会話を猛勉強中だという現役高校生は、
「早くメジャーのマウンドに上がって、(マリナーズの)イチロー選手と対決したいです」(同)
と目を輝かせた。
高野は甲子園出場経験こそないがその素質が高く評価され、現役高校生として初めてドジャースと契約を結んだ。

一方の西嶋は横浜高校に在籍していた2006年、春の選抜大会優勝を経験。
明大では通算6勝を挙げており、2009年秋には防御率1位に輝いている。
しかし、今年のドラフトではプロ志望届を提出していたものの、指名はなし。
社会人野球に進むつもりで企業に内定もしていたが、
「米国でやるのは中学時代からの夢だった」(同)
と挑戦を決意した。
ドジャースの小島圭市・日本担当スカウトは、
「今は体力もスピードも足りないが、貴重な左の先発投手になりうる」(時事ドットコムより)
と潜在能力を高く評価。
本人も、
「厳しい環境で大きな投手に成長したい」(同)
とし、
「高校の先輩の松坂さん(レッドソックス)と投げ合いたい」(スポニチアネックスより)
と大きな目標を掲げた。

二人の獲得についてドジャースのホワイトGM補佐は、
「我々のチームに迎えられたことに、とても興奮している。米国でプレーすることを選ぶことは難しいことだったと思う」(スポーツ報知より)
とコメントを発表。

才能がありながら日本球界に指名されなかった選手の新たな選択肢として注目を集めそうだ。
(2010年11月26日)
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