巨人･亀井義行の三塁挑戦は無理がある!? 関係者が明かす亀井の不安要素とは!?

キャンプ第2クール2日目の6日､挟殺プレーの練習中に捕手と激突し､軽度の頸椎捻挫を負った巨人･亀井義行内野手｡
事故とはいえ､慣れない三塁での練習が引き起こしたという側面は否定できないだろう｡

原監督の勧めで､昨年の秋季練習から三塁手に挑戦している亀井｡
キャンプでは坂本勇人や脇谷らと共に､厳しい守備練習を繰り返し行っている｡

2日には勝呂内野守備走塁コーチと共に特守を敢行｡
約40分間､ユニホームを真っ黒にしながらノックを受け続けた｡

2009年に外野手としてゴールデングラブ賞を獲得している亀井だが､昨季は一塁手としても22試合に出場｡
その高い野球センスと器用さは原監督からも絶賛されており､特守の様子を見ていたある選手は､
｢やっぱりセンスがあるのか､このオフであそこまでなるなんて正直驚いた｣(日刊ゲンダイより)
とコメント｡
内野を本職とする某選手も､
｢細かいことを言わなければ､試合に出ても何とかなるレベル｣(同)
と話しているようで､チームメートからの評判は上々だ｡

しかし､当然ながら課題もある｡

この日の特守で亀井は三塁線への打球処理を何度も練習｡
勝呂コーチはその意図を､
｢ライトとは逆の動きの三塁線を意識させた｡三塁線をさばかないと二塁打になる｡逆シングルをさばけたら自信になる｣(同)
と説明し､亀井自身も､
｢逆シングルが苦手なのでしっかりやりたい｣(同)
と課題克服に意欲を見せている｡

亀井を三塁で起用することが出来れば､競争の激しい外野手枠が広がるだけでなく､小笠原道大内野手を負担の少ない一塁に固定することが可能になる｡
外野でのレギュラーが約束されていない亀井にとっても､三塁挑戦はなんとしても成功させたいところだろう｡

しかし､亀井にはある"不安要素"があるという｡
チーム関係者は､
｢実は数年前から腰痛に悩まされているんです｡昨年も『腰のハリ』で試合を欠場｡都内の治療院に通っているが､昨年は秋季キャンプから年末まで豪州の冬季リーグに参加したことで完治できなかった｡『外野ならそんなに影響はないけど腰が痛いと思いっきりかがめない｡腰が落とせない内野じゃ球際とか厳しい時も出てくる』と不安をこぼしています｣(同)
と暴露｡

持病の腰痛が悪化すれば､三塁守備どころか打撃にも影響が出てくるだろう｡
果たして､亀井は腰痛を克服し三塁のレギュラーを獲得することができるだろうか｡

(2011年2月11日)

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