西武・岸、強力巨人打線を10K完封! 対戦成績2勝2敗の五分!
日本シリーズ・巨人対西武の第4戦が5日、西武ドームで行われた。
前日の試合で巨人が西武を降し、巨人が2勝1敗と一歩リードで迎えたこの試合。
この日の試合に巨人が勝利すると日本シリーズ優勝に大手をかけることになる、両者にとって大事な一戦。

巨人の先発はここのところ勝ち星に恵まれていないグライシンガー。対する西武は今季12勝とリーグ優勝に大きく貢献した岸。

試合はまず一回西武の攻撃で動いた。先頭の片岡が安打で出塁すると、自慢の俊足を生かしすかさず盗塁に成功。
すると続く2番の栗山がライト線へ抜ける二塁打を放ち西武が先制した。
チームの機動力を生かした先制点だ。

これで勢いに乗った西武は四回、中島が死球で塁に出たあとの主砲・中村の打席。
第3戦の再現と言わんばかりにフルスイングすると、バットの芯を捕らえた球はあっという間に左翼席に吸い込まれ西武が2点を追加。これで3-0と西武がリードを広げた。

それでも食欲旺盛な“おかわりくん”中村はまだお腹いっぱいではなかった。
迎えた六回、中村は2打席連続となる2ランを放ちさらに2点を追加した。

となれば西武の勝利は投手次第。
そんな状況で西武・先発の岸がやってくれた。
日本シリーズ初出場となる岸だったが、力んだ様子はそれほどなくリラックスした投球内容で被安打4、計10奪三振と九回を見事に一人で投げきり、強力巨人打線を完封した。

日本シリーズ初登板での完封は、2005年にロッテの渡辺俊が達成して以来の3年ぶり。毎回奪三振は1981年に巨人の西本が達成して以来の27年ぶり。
その2つを同時に達成したのはプロ野球史上初という快挙だった。

試合後のインタビューで岸は、
「いつもは緊張するけど今日は不思議と(緊張が)なかった。チームに貢献したかったので、こういう形になってよかった」
とチームの勝利が第一と喜びをみせた。

若き投打陣の活躍で対戦成績を2勝2敗の五分に戻した西武。

セ・リーグのシーズン終盤を彷彿させるような一進一退の攻防が続いているが、日本シリーズも次戦は終盤の第5戦。
どちらが勝っても日本シリーズ優勝に大手をかける。
(2008年11月6日)
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