ツインズ･西岡剛が同僚にからかわれて奮起! 意地の三塁打でパワー証明!

【オープン戦ツインズ 3-0 オリオールズ】
米大リーグ･ツインズの西岡剛内野手が7日､オリオールズとのオープン戦に｢2番･二塁｣で先発出場｡
3打数2安打1打点と初のマルチ安打を記録し､チームの勝利に貢献した｡

これまで､
｢とにかくオープン戦の前半戦では､結果は気にせず､逆方向に打球を飛ばす意識を持っている｣(スポーツ報知より)
との言葉通り､球をギリギリまで引きつける打撃を徹底してきた西岡｡
しかし､1死二塁で迎えた5回の第3打席では､右腕･バンデンハークの投じた145キロの直球を強引に引っ張り右中間三塁打を放った｡

自身の信念を曲げてまで､"引っ張り"を解禁したのにはワケがある｡

この日の第1打席､外角の直球を打ち遊ゴロに倒れた西岡｡
逆方向への打球に本人は納得していたかもしれないが､ベンチに戻ると数人の選手から､
｢いつもゴロを打っている｡ノーパワー｣(スポニチアネックスより)
とからかわれたという｡

この言葉に､昨季のパ･リーグ首位打者が燃えないわけがない｡
本塁打を狙ったという第3打席の結果は三塁打となったが､試合後の西岡は､
｢長打を打てると､しっかり見せられたかな､とは思います｣(同)
と満足げにコメントした｡

またこの日､ガーデンハイアー監督は､西岡を｢2番･二塁｣で起用していくと明言｡
遊撃として起用される可能性もあった西岡は､
｢(起用を)言われないと変な焦りが出てきたかも｡嫌なプレッシャーを取り除いてくれたのはうれしい｣(スポーツ報知より)
と監督の気遣いに感謝した｡

起用法も固まり､開幕に向け徐々に調子を上げてきている西岡｡
シーズン本番でも豪快な長打を数多く見せて欲しいものだ｡

(2011年3月8日)

その他のBASEBALLニュース