楽天､永井怜の好投で連敗ストップ! 主将･鉄平が決勝アーチ!

【楽天 1-0 日本ハム Kスタ宮城】
楽天は11日､日本ハムに1-0で勝利し連敗を4でストップ｡
先発の永井怜投手は､好調の日本ハム打線を散発4安打に抑え､今季初完封で2勝目を挙げた｡

本拠地で4連敗と重苦しい空気が漂っていた楽天｡
星野監督は､連敗中にわずか1得点しか奪えなかった打線を大幅に入れ替えた｡
推定年俸1億5000万円の岩村を外し､三塁に草野を起用｡
DHにはプロ入り後初となる嶋を置いた｡

このショック療法に応えたのが､星野監督から主将に任命された鉄平｡
六回2死､ここまで2安打と抑え込まれていた日本ハム先発･武田勝のスライダーを振り抜くと､打球は右翼席へ｡
今季第1号は､重苦しい空気を吹き飛ばす決勝の一打となった｡

この1点を守り抜いたのが､今季初の本拠地登板となった永井｡
打線の援護がない中､我慢強く球を低めに集め､一度も三塁を踏ませない力投｡
九回にこの日最速の146キロをマークするなど､最後まで球威は衰えず､昨年9月14日以来の完封勝利を挙げた｡

試合後に永井は､
｢相手は武田勝さん｡いい投手で､大量点はないなと思っていました｡1-0完封は初めて｡シビレました｣(サンケイスポーツより)
と興奮気味にコメント｡
星野監督も､
｢永井が良く投げた｡腕がよく振れフォークボールが落ち､外角低めに直球をしっかり収めた｣(ニッカンスポーツより)
と力投を称えた｡

ようやく今月2勝目を挙げた楽天｡
投手陣は安定しているだけに､打線に活気が戻れば一気に上位争いへ加わってきそうだ｡

(2011年5月12日)

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