田中将大､延長10回の熱投も報われず! 1安打の打線に星野監督が激怒!

【楽天 0-0 ソフトバンク Kスタ宮城】
楽天の田中将大投手が14日､ソフトバンク戦に先発｡
10回4安打無失点と好投したが､打線の援護なく今季10勝目はお預けとなった｡

気温32.5度と厳しい暑さの中で行われた同試合｡
自己最速ペースでの二ケタ10勝を目指しマウンドに上がった田中は､初回こそ1死一､二塁のピンチを招いたが､その後は力強い直球と落差のある変化球でソフトバンク打線を圧倒｡
延長10回を4安打無失点に抑え､防御率リーグ1位の貫禄を見せ付けた｡

しかし､味方打線は初回に1死三塁の好機を逃すと､ソフトバンク先発･大隣の前に六回まで無安打無得点｡
七回に俊足の聖沢がボテボテの二ゴロを内野安打としてノーヒットノーランは免れたが､タイミングはアウトと判定されてもおかしくない微妙な打球だった｡

星野監督は試合後､
｢いいところを見れば､投手陣が踏ん張った｡ただ､3試合で1得点｡しかも､内野安打ではどうしようもない｡どう思っているんだろうな打者は｣(スポニチアネックスより)
と怒り心頭｡
チーム打率､本塁打数ともにリーグ最下位に沈んでいる打線に苦言を呈した｡

一方､今季10勝目がお預けとなった田中は､
｢勝ち星はめぐり合わせ(中略)援護がないこともある｣(同)
とコメント｡
｢チームがこういう状況だし､投手がしっかり投げないといけないですから｣(サンケイスポーツより)
と悔しさを押し殺し､気丈に振舞った｡

岩隈､山崎という投打の柱を故障で欠く楽天｡
チーム状況は決してよくないが､二人が戻るまで､若きエースはチームを引っ張っていく覚悟だ｡

(2011年7月15日)

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