巨人･長野久義､頭部への死球で途中退場! 8日にも精密検査

【広島 3-5 巨人マツダスタジアム】
巨人の長野久義外野手が7日､広島12回戦で左側頭部に死球を受け､負傷交代｡
チームは今季初の5連勝を飾ったが､後味の悪いゲームとなった｡

球場が騒然とした｡
八回2死､5番手で登板した広島･今村の直球が長野の左側頭部を直撃｡
長野はその場に倒れ込み､担架に乗せられて途中退場となった｡

長野は試合終了を待たずに広島市内の病院へ直行｡
岡崎郁ヘッドコーチは､
｢意識があるから大丈夫なのでは｣(スポニチアネックスより)
と話したが､左耳の下は大きく腫上がっており､衝撃の大きさをうかがわせた｡

球団から診察結果は発表されていないが､長野は9日からの横浜戦に備えて8日に長野入りするチームと離れて帰京｡
都内で改めて精密検査を受けるとみられている｡

長野はここまで86試合に出場し､リーグトップの打率.311､12本塁打､39打点､10盗塁をマーク｡
ラミレス不在時には4番も務めるなど､得点力不足にあえぐチームを牽引してきた｡

思わぬアクシデントに原監督は､
｢全力で胸と胸を突き合わせて勝負している､こういうこともある｡けれども大事に至らなければいいと思います｣(同)
とコメント｡
長期離脱となれば､チームにとって大きな痛手となることは間違いないだけに､指揮官も不安げな表情を浮かべた｡

なお､広島の今村は危険球により退場処分｡
危険球による退場は今季セ･リーグ3人目で､両リーグ通じては5人目となる｡

(2011年8月8日)

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