西武･西口文也が6年ぶりの完封! 連続無完投記録は102試合でストップ!

【西武 1-0 日本ハム西武ドーム】
西武･西口文也投手が28日､日本ハム戦に先発｡
9回3安打10奪三振の快投で､2005年8月27日以来､実に6年ぶりの完封勝利を挙げた｡

2006年6月4日の巨人戦で完投負けを喫して以来､先発試合で102試合連続完投なしという不名誉なプロ野球記録を更新していた西口｡
しかしこの日は､序盤から直球に威力があり､決め球のフォークも冴え渡った｡

三回1死一､二塁のピンチを併殺で切り抜けると､その後は一人のランナーも許さない完璧な投球を披露｡
九回にこの日最速となる144キロをマークするなど最後まで球威は落ちず､実に2192日ぶりの完封を達成した｡

西口は試合後､八回で降板するつもりだったことを明かし､
｢(監督に)満足ですって言ったんですけど､いい投球だから任せたって言われて頑張りました｣(スポーツ報知より)
とコメント｡
連続完投なしのプロ野球記録が途切れたことについては､
｢102試合で終わっちゃったけど､破られることはないかな｣(同)
とおどけて見せた｡

38歳11ヶ月での完封は､東尾修氏の38歳3ヶ月を上回る球団最年長記録｡
大ベテランの快投に渡辺監督は､
｢ほかの投手が刺激を受けてくれれば｣(同)
と満足げに話した｡

節目の200勝まであと｢28｣に迫った西口｡
しかし､個人記録については､
｢それはまだまだ先のこと｣(同)
とかわし､
｢今は3位を目指してどんな形でも勝たなきゃいけないから､今日は最高の形で勝ててよかった｣(同)
とチームの勝利を喜んだ｡

チームは最下位に低迷しているものの､ベテランの活躍に若手投手が奮起すれば､クライマックスシリーズ進出圏内の3位も見えてくる｡

(2011年8月29日)

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