ダルビッシュを追うメジャースカウトがチームメート･糸井嘉男に熱視線!?

来期のメジャーリーグ移籍が噂されている日本ハム･ダルビッシュ有投手｡
今季はダルビッシュの登板に合わせてメジャースカウトが多数来日し､バックネット裏に陣取る光景が定番となっている｡

ただ､先発投手であるダルビッシュの登板機会はせいぜい週に1度｡
そのため長期滞在するメジャースカウトたちは､ダルビッシュが登板しない試合も視察し､新たな日本人選手発掘にも力を注いでいる｡

先月25～28日は､西武ドームでの西武×日本ハム3連戦を視察｡
そこで目を引いたのは､日本ハム･糸井嘉男外野手だったという｡

あるメジャースカウトは､
｢イトイは別格｡下半身が安定した打撃はメジャー投手にも対応できる｡
足が速く､肩も強いので守備範囲も広い｡すぐにでもメジャーで通用する｣(日刊ゲンダイより)
と絶賛｡
同紙記者に､
｢彼の海外FA権はまだか?｣(同)
と逆取材するほど､高い関心を示していたという｡

糸井は2003年､自由獲得枠で投手として日本ハムに入団｡
制球に難があったため投手としては伸び悩んだが､2006年に野手へ転向するとその才能が開花｡
2009年には中堅手のレギュラーを獲得し､打率.306､15本塁打､24盗塁の好成績を残した｡
今季は9日までに109試合に出場し､リーグトップの打率.321､10本塁打､25盗塁｡
打撃だけでなく､俊足と強肩を活かした守備にも定評があり､2009､2010年と2年連続でゴールデングラブ賞を獲得している｡

糸井が海外FA権を取得するのは最短でも5年以上先｡
ただ､ポスティングでも移籍を希望すれば､複数球団による争奪戦となりそうだ｡

一方､以前からメジャー移籍を希望している西武･中島裕之内野手への評価は厳しい｡
前出のメジャースカウトは､
｢現在のメジャーのショート､サードは身体能力の高いラテン系選手が主流｡
ナカジマの守備力では彼らを押しのけてのレギュラー取りは難しい｣(同)
とコメント｡
この3連戦､打撃では11打数4安打1打点と結果を残したが､守備面で評価を下げてしまっているようだ｡

対照的な評価受けた糸井と中島｡
今オフ､二人の動向に注目が集まりそうだ｡

(2011年9月11日)

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