ヤクルト･ガイエルが現役引退! 指導者としての恩返しを誓う!

ヤクルトのアーロン･ガイエル外野手が21日､今季限りでの現役引退を表明｡
神宮のクラブハウスで会見を行った｡

2007年に米大リーグ・ヤンキースから加入したガイエルは､1年目からいきなりリーグ2位の35本塁打を放つなど主軸として活躍｡
翌年は打率.200､11本塁打と不振を極め解雇の危機に立たされたが､残留の熱意を込めた直筆の手紙を球団に郵送して再契約をゲットした｡
しかし､昨季から持病の腰痛が悪化｡
今季は新外国人･バレンティンの活躍で出場機会が激減し､ここまで11試合に出場し､打率.138､1本塁打､4打点｡
腰痛の悪化で8月30日に登録を抹消されて以降､2軍での出場もなかった｡

在籍5年間の通算成績は441試合で打率.234､90本塁打､239打点｡
真面目な性格と助っ人外国人には珍しいチームプレー精神で､ファンはもちろんチームメートからも愛された｡

会見の冒頭でガイエルは､
｢自分のスイングができない｡ここが引き際ではないかと思った｣(ニッカンスポーツより)
と引退理由を説明｡
｢素晴らしい絆を築くことができた｡外国や､日本の他球団でのプレーは考えていない｣(スポーツ報知より)
とチームへの愛着を口にし､
｢将来的にはスワローズの指導者として恩返しができたらいいなと思うし､夢でもある｣(同)
と恩返しを誓った｡

ガイエルの人柄を表すように､会見では近藤通訳が思わず涙する場面も｡
小川監督も､
｢人柄もよく､チームにいい影響を与えてくれた｡ご苦労さんと言いました｣(デイリースポーツより)
と労をねぎらった｡

ガイエルは優勝争いを演じているチーム事情も考慮し､残り試合には出場しない予定｡
近日中にも母国･カナダへ帰国するという｡

(2011年9月22日)

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