巨人･藤村､藤川から劇的サヨナラ打! CS進出へ大きく前進!

【巨人 4×-3 阪神東京ドーム】
巨人は11日､本拠地で阪神と対戦｡
同点の九回､藤村が自身初のサヨナラ打を放ち､4-3で勝利した｡

クライマックスシリーズ(CS)進出のためには､ともに負けられない3位と4位の直接対決｡
試合を決めたのは､成長著しいプロ4年目の伏兵だった｡

同点の九回1死二塁｡マウンドには球界を代表する守護神･藤川｡
｢球が速いので､ボールの上を空振りするくらいで思い切っていった｣(デイリースポーツより)
という藤村は､4球目の直球をフルスイング｡
打球が左中間を抜けることを確認すると､右腕を力一杯に突き上げた｡

開幕は2軍スタートだった藤村だが､故障者続出を受け5月10日に1軍へ昇格すると､50メートル5秒8の俊足と堅実な守備で二塁のレギュラーに定着｡
ここまで114試合に出場し､リーグ最多の28盗塁をマークしている｡

試合後､
｢序盤なら(自分の打席で)代打が出る場面だったかも｣(産経ニュースより)
と振り返った藤村｡
しかし､ベンチはサヨナラの場面で打席へ送り出してくれた｡
本人も､
｢今は戦力として使ってもらっているという意識がある｣(同)
とレギュラーとしての自覚が出てきているようだ｡

チームは前日の敗戦で､2年ぶりのリーグ制覇の夢がついえた｡
だが､CS進出をかけた戦いはここからが正念場｡
原監督の､
｢一戦一戦､全力で戦う｡この一点だけ｣(同)
という言葉通り､残り5試合､一戦も落とせない｡

(2011年10月12日)

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