CSファイナルステージ､中日が先勝! 計算通りの継投で逃げ切り

【セ･リーグCSファイナルステージ中日 2-1 ヤクルトナゴヤドーム】
セ･リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが2日､ナゴヤドームで開幕し､リーグ覇者の中日は､同2位のヤクルトに2-1で先勝｡
1勝のアドバンテージを含め対戦成績を2勝とした｡

シーズン最終戦を戦った10月20日以来の公式戦となった中日｡
しかし､勝負勘は鈍っておらず､随所に"らしら"を見せた｡

先発は今季のヤクルト戦で4戦負けなし､防御率1.22の吉見｡
本調子ではなかったものの､相性の良さを見せ付けるように8回途中まで無失点の好投を見せた｡

しかし､2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いた2番手･浅尾が､安打と併殺崩れでまさかの失点｡
一気に畳み掛けられてもおかしくない場面だったが､ここからが中日の真骨頂だ｡

落合監督は九回2死一､二塁から迷わず守護神･岩瀬を投入｡
マウンド上で､
｢お前慣れているだろ?｣(スポニチアネックスより)
とゲキを飛ばされた岩瀬は､代打･ホワイトセルを落ち着いて三ゴロに打ち取った｡

シーズン同様､計算通りの継投で逃げ切った落合監督は､
｢いいんじゃないの｡2週間ぶり(の実戦)だから､どんなものかなぁと思ってみてたけど､ちゃんと動けてる｡余計な心配だったな｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
シーズンでヤクルトを9勝2敗1分けと圧倒した本拠地･ナゴヤドームでの勝利に､納得の表情を浮かべた｡

これで中日は､アドバンテージの1勝を含めて2勝目｡
3日の第2戦に勝てば早くも日本シリーズ進出に王手をかける｡

(2011年11月3日)

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