ソフトバンク､馬原でまさかの連敗! 秋山監督は配置転換も示唆!

【日本シリーズ第2戦ソフトバンク 1-2 中日ヤフードーム】
ソフトバンクは13日､本拠地での日本シリーズ第2戦に1-2で惜敗｡
守護神･馬原孝浩が2夜連続で失点し､早くも日本一に黄色信号が点った｡

ソフトバンク･杉内､中日･吉見による息詰まる投手戦となった第2戦｡
1-1で迎えた延長十回､ソフトバンクは前日勝ち越しソロ本塁打を浴びた守護神･馬原をマウンドに送った｡

馬原は簡単に2死を取ったものの､そこから内野安打と四球で一､二塁｡
延長十回2死から失点した前日の悪夢がよぎる中､3番･森野へ投じた147キロの外角直球は､川崎の頭上をライナーで越え､無常にも内川の前でワンバウンド｡
前日に続く失点に､馬原は呆然とした表情のままマウンドを降りた｡

長い日本シリーズの歴史の中で､同一投手が1､2戦と続けて敗戦投手になるのは史上初｡
馬原は試合後､
｢結果は結果なので｡そこは受け止めて､切り替えてやるしかない｣(スポーツ報知より)
と絞り出すように話した｡

2005年より絶対的守護神として君臨してきた馬原だが､今季は春先の不調と7月の右肩大円筋断裂で2度の2軍落ちを経験｡
復帰後も本来の球威は戻らず､10月15日のロッテ戦からクライマックスシリーズを含め､ここ8試合連続で3者凡退がない｡

秋山監督は試合後､14日に悩める守護神と話し合いの場を設けることを明言｡
配置転換についても､
｢可能性はある｡(抑え役は)調子のいい人がな｣(スポニチアネックスより)
と否定しなかった｡

過去に初戦から連敗して日本一をつかんだのはわずか6チーム｡
このまま馬原とともに心中か､それとも配置転向を断行するのか｡
崖っぷちに立たされたソフトバンクに残された猶予は少ない｡

(2011年11月14日)

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